みなさん、「犬の十戒(じっかい)」というものを聞いたことありますか?10年以上前には映画にもなりました。
我が家では犬を迎えるにあたり、小学生と幼稚園の子ども達にこの「犬の十戒」について説明しました。
まだまだ、子ども達には理解が難しいかもしれません。
しかし、今理解できる内容だけわかればそれで充分だと思います。
年を重ねていき思い返した時に、「そういうことだったのか!」と新たな理解があることも成長ですよね。
今回は私が子ども達に「犬の十戒」について説明したことをご紹介したいと思います。
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子供がペットを飼いたがった時に絶対したい10の約束!「犬の十戒」とは?
「犬の十戒」とは作者不明で、世界中に出回っている英文ですが、ノルウェーであるブリーダーさんが原文(原文では「犬からご主人様への11のお願い」)を引き渡し時、渡しているのが元と考えられています。
日本では和訳された際「犬の十戒」として紹介されています。
2.あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しいのです。
3.私を信頼して欲しい、それが私にとってあなたと共に生活できる幸せなのですから。
4.私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。でも、私にはあなたしかいないのです。
5.時々話しかけて欲しい。言葉は分からなくても、あなたの声は十分私に届いています。
6.あなたがどのように私を扱ったか、私はそれを決して忘れません。
7.私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しいのです。私は鋭い歯であなたを傷つけることができるにもかかわらず、あなたを傷つけないと決めているのです。
8.私が言うことを聞かないだとか、頑固だとか、怠けているからといって叱る前に、私が何かで苦しんでいないか気づいて下さい。もしかしたら、食事に問題があるかもしれないし、長い間日に照らされているかもしれない。それとも、もう体が老いて、弱ってきているのかもしれません。
9.私が年を取っても、私の世話はして下さい。あなたもまた同じように年を取るのですから。
10.最後のその時まで一緒に側にいて欲しいのです。このようなことは言わないで下さい、「もう見てはいられない。」、「居た堪れない。」などと。あなたが側にいてくれるから最後の日も安らかに逝けるのですから。忘れないで下さい、私は生涯あなたを一番愛しているのです。
引用:ウィキペディア
私がこれを初めて知った時、とても衝撃を受けました。
犬目線の言葉…小学生の頃に拾って飼い始めた、犬のことを思い出しました。
「私は実家に置いてきた犬と10の約束を守れていたかな?」
後悔ばかりが思い浮かびました。
子ども達には後悔して欲しくないという思いがあり、愛犬が幸せに暮らせるようにするためにも家族みんなで10の約束を守っていきたいと思いました。
子供がペットを飼いたがった時に絶対したい10の約束!「犬の十戒」を子ども達にどう教えるか?
大人が読む分には大して難しいことは書いてありませんが、果たして小学生と幼稚園生がどこまで理解できるのか…うちの子ども達にはちょっと難しかったようです。
そこで昔犬の十戒をテーマにした映画があったことを思い出しました。
覚えている方もいらっしゃるでしょうか、2008年に公開された「犬と私の10の約束」というものです。
② 私を信じてください。それだけで私は幸せです。
③ 私にも心があることを忘れないでください。
④ 言うことをきかないときは理由があります。
⑤ 私にたくさん話しかけてください。人のことばは話せないけど、わかっています。
⑥ 私をたたかないで。本気になったら私のほうが強いことを忘れないで。
⑦ 私が年を取っても、仲良くしてください。
⑧ 私は十年くらいしか生きられません。だからできるだけ私と一緒にいてください。
⑨ あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません。
⑩ 私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。どうか覚えていてください、私がずっとあなたを愛していたことを。
引用:http://www.bunshun.co.jp/yakusoku/yakusoku.htm
これならうちの子ども達もなんとか解かってくれました。
映画も見て欲しいと思いましたが、まだ邦画を二時間近く見る集中力はないので、もう少し大きくなってから。
きっと映画を観ると「ペットとの時間を大切にしたい」と感じてくれると思います。
皆様も機会があったら観てみてください。
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子供がペットを飼いたがった時に絶対したい10の約束!「犬の十戒」について子どもの反応は?
映画に出てくる10の約束を子ども達に説明すると「わかってるよ!」と当たり前のように受け止めていましたが、いくつかの約束を話した時、違う反応がありました。
⑤私にたくさん話しかけてください。人のことばは話せないけど、わかっています。
「ホントにわかるの?!わかってるように思えないよ」と子犬を前に驚いていました。
さすがに子犬だからわかることは少ないけど、気持ちはわかってくれると説明しました。
また、これからたくさん話しかければ、たくさん言葉もわかってくれることも説明すると、さっそく色々話しかけ、歌まで歌いかけていました(笑)
でもこれも大切なコミュニケーションですよね。
⑥私をたたかないで。本気になったら私のほうが強いことを忘れないで。
この言葉にも子ども達はびっくりしていました。
子犬の力は弱いけど、だんだん大きくなると顎の力も強くなり、犬が人を傷つけることは簡単なこと、でもそれをしないってことはどう言うことなんだろう?
子ども達に問いかけると「噛まないことが当たり前だと思ってた!犬が噛まない様にしてくれてたんだね!」と、とても新鮮な発見をしてくれたようです。
これは大人も忘れがちだと思いますが、噛まれないことは犬からの愛情だと改めて思います。
⑧私は十年くらいしか生きられません。だからできるだけ私と一緒にいてください。
十年という長い時間を小学生が想像できると思いますか?
息子は「十年後も家にいるよ!でも十年後って大人かな?」と全く想像できません。
なので、十年後「何歳になってる?」「学生?働いてる?」「一人暮らし?」など具体的に考えられる様、質問しました。
それでも子どもが十年後を想像するのは難しいと思います。
難しくても考えることは必要ですよね。
子どもだけじゃ無く大人もですが、ペットの寿命を考えることが人とペットが幸せに暮らす大切なポイントだと思います。
⑨あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません。
私は一番このことを子ども達に意識してもらいたいと思いました。
「えーママもパパもいるじゃん」となんとも子供らしい答えが返ってきましたが、要はペットにとっての世界は飼い主しかいないということを説明しました。
ペットには飼い主しか周りにはいない…なので、飼い主が「誰かがやってくれる」という気持ちでペットに接していたら、そのペットは忘れ去られた存在になってしまいます。
このことを説明したら「そんな可哀そうなことしないよ!」と小さな責任感をもってくれたようでした。
きっと子どもの事だから自覚はなくとも「きっと誰かが…」という気持ちになってしまうことは考えられます。
その度に「私にはあなたしかいない」というメッセージを思い出してもらえればと思います。
まとめ
犬の十戒について、子どもへの反応と一緒に紹介させていただきました。
- 「犬の十戒」とは犬が主語となった10のメッセージ
- 子どもにわかりやすく説明するためには映画に出てくる、10の約束を元に話した方がわかりやすい
- 子どもでも一つずつ説明すると理解でき、ペットを飼う上で大切な約束ごととなる
犬の十戒を知らなかった方はもちろん、知っていた方も改めてペットとの向き合い方を考えるきっかけになったんじゃないでしょうか。
難しいかもしれませんが、是非子どもにも理解して守っていってもらいたい約束だと思います。
これは犬の十戒ですが、犬以外の猫やうさぎ、ハムスターなどのペットでも当てはまると思います。
人とペットとの幸せライフのために参考にしていただければ幸いです。
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