住まいを選ぶときの条件の一つに“日当たりの良さ”があります。
光が燦々と降り注ぐ明るいお部屋で暮らしたいと思う人は多いですよね。
しかし、万が一日当たりが悪い部屋に住んでしまったら…その時はどうしたらいいのでしょうか?
日当たりに関して言えば、私は豪雪地帯に住んでいるので日照時間の少ない冬期はやはり心身へのダメージを大きく受けてしまいます。
寒くて薄暗い日が続くと、気力では乗り越えられない程の疲れやだるさが襲ってきて、青空が恋しくてたまらない気持ちになるんです。
やはり人間と太陽は切っても切れない関係があると感じずにはいられません。
そこでまず、日当たりの悪い環境で暮らすと心身共にどんな影響があるかを考えてみました。
そして、環境に負けずに、部屋の日当たりが悪くても快適に過ごせる方法をご紹介していきます!
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部屋の日当たりが悪い時の影響と快適に過ごす工夫!日当たりが悪い時のデメリットとは?
日当たりが悪い部屋のデメリットを5つご紹介します。
①生活リズムが乱れてしまう
体内時計は日光を浴びることでリセットされます。
明るくなれば目が覚めて、暗くなれば眠るという生活が理想です。
しかし日光を浴びなければこのリズムは崩れ、いつまでたっても目が覚めない・気分が良くならないなどの影響が出てきてしまいます。
②洗濯物が乾かない
太陽が当たらないと、洗濯物は乾きにくいです。
お日様で乾かした洗濯物の快適さは格別のものがありますよね。
日当たりが良ければ午前中に洗濯物が乾いてしまうところが、日当たりが悪いと一日中かかってしまったり、結局乾ききらなかったということもあります。
③冬場が寒い
北向きで日が当たらないと家は冷えてしまいます。
特に冬場には暖房をつけっぱなしにしなければならず、想像以上の光熱費がかかってしまうこともあります。
④部屋が湿っぽくなる
太陽の光が当たらないと、湿気がたまりやすくなります。
するとカビが生えやすくなり、空気中にカビの胞子が舞ってしまいぜんそくなどのアレルギーになることもあるんです。
特に子育て中のご家庭では注意したいポイントですね。
⑤気分が落ち込む
日光が当たる時間が短いと体内時計が狂ってしまい、体調が悪くなったりうつ状態に悩まされてしまう人が多いようです。
「冬季うつ」という言葉を聞いたことがありますか?
冬場は太陽に当たる時間が少ないために、疲れやすくなったり、だるくなったりしますが、これと似た環境になってしまうのです。
部屋の日当たりが悪い時の影響と快適に過ごす工夫!日当たりが悪い時のメリットとは?
では、日当たりが悪い時にメリットはあるのでしょうか?
いくつか挙げるとしたら、まずは何といっても“価格が安い”ということでしょう。
日当たりのよい部屋は人気物件となりますので、それに対抗するためにどうしても価格が調整されてしまうんですね。
生活スタイルにもよりますが、日当たりが悪くても構わないのであれば格安で駅近の物件が見つかるかもしれません。
そして、日当たりの悪い部屋は冬は寒いですが夏は涼しいです。
紫外線による家具の日焼けも少ないので、日中カーテンを閉めっぱなしにするようでしたらわざわざ日当たりの良い物件を選ばなくてもいいかもしれません。
加えて、日当たりの悪い家は熱がこもりにくいという特徴もあります。
都会ではヒートアイランド現象で冷房を付けないと40度以上になってしまうことも。
食材の痛みも早く、固形石鹸は溶け、夜間でも30度以上となってしまいます。
ペットを飼っている人は特に注意が必要で、冷房が必須となるでしょう。
部屋の日当たりが悪い時の影響と快適に過ごす工夫!日当たりの悪さは工夫で乗り切る!
日当たりが悪くても工夫次第で快適に過ごすことができます。
ここで、5つの工夫をご紹介します。
①インテリアを明るい色で統一する
照明は明るいものを選び、、壁や家具も白や明るいベージュで統一します。
特に面積の広い壁は光を反射する“白”がオススメです!
さらに、窓はカーテンよりもシェードを使うと日の光を遮断することがありません。
部分的に薄暗いところは間接照明をつけると明るい雰囲気になると同時に、部屋を広く見せることができますよ。
②バルコニーには敷石を
庭やバルコニーに白いタイルや敷石を置くと、反射効果で部屋に光が入ってきます。
昔、照明がなかった時代から取り入れられてきた部屋を明るくする工夫です。
③観葉植物を置く
観葉植物を置くことで、部屋が明るく感じられます。
日が当たらなくても耐えられる、耐陰性のある観葉植物ならば日光が無くても元気に育ってくれますよ。
代表的なものは、ポトス・テーブルヤシ・モンステラ・ガジュマル・オリヅルラン・タマシダなどですが、他にも沢山あるのでお好みのものを見つけられたらいいですね。
④湿気対策には24時間換気
例え家にいる時間が少なくても、カビ対策はしておいた方がいいですよ。
カビの温床になってしまうと体調が悪くなったり、洗濯物にも付着してカビ臭がしてしまいます。
窓を開けて換気をしてもいいですが、洗濯物を部屋干しするのであれば、乾燥機や除湿器は必須となります。
⑤外出をする
暗い部屋の中で引きこもって気分が落ち込んでしまいそうなときは、積極的に外に出るようにしたらどうでしょうか。
図書館や公園などへ行くだけでも少しは運動になりますし、お金を使わずにリフレッシュできる場所がきっとあるはずです。
まとめ
- 日当たりが悪い部屋のデメリット
- 日当たりが悪い部屋のメリット
- 日当たりの悪い部屋で過ごす工夫
ちなみに、日当たりは特に冬場に内見することをお勧めします。
冬は太陽が低く、日も短いので夏場よりも暗く感じることが多いからです。
また、周囲に家が密集しているかどうかもポイントです。
住んだ当初は隣が空き地でも、建物が立ったら太陽が遮られてしまうかもしれない…と想像することも大切です。
それでも、もしも、日当たりの悪い部屋に住むことになって困ってしまったら、ご紹介した工夫をぜひ試してみてくださいね。
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