介護施設事情丸分かり!?現役介護士推奨の面会時の3つのポイント!!

近年高齢化が進み、様々なタイプの介護施設が増え、実際私の周りにも家族を入所させているという人が増えています。
しかし残念なことに全ての施設の居心地がいいとは限りません。

ご家族が入所している方、その施設に預けて本当に大丈夫だったの?と心配になることはありませんか?
今日は施設面会の際にチェックする裏技ポイント3点をご紹介。
まだ入所していないけどこれからどういった施設に入所させるか…とお悩みの方も必見です!

介護士の入れ替わりが激しくないか

介護士の入れ替わりが激しいということは、ズバリ勤めにくい。環境が悪い。ということになります。
ほぼ間違いありません。

原因は様々、とにかく忙しくて身体を壊すパターンや、意地悪なお局様の存在、賃金問題・・・正直計り知れません。
一年に何人も退職している施設は正直お勧めできません。
何か続かない理由があります。
少し職員を気にして見てみてください。

しかし!注意事項もあります。

「あれ?こないだお世話してくれた佐藤さん(仮名)いないわね・・・。でもお休みかもしれないし。」
と思いながら一ヶ月後にまた面会に行ったけれどまた佐藤さんがいない・・・

ここはブラックね!!ダメダメ!!

いや、まだブラックとは限りません。

この業界、シフトというものが存在しているので曜日が決まっているパートさん以外、同じ曜日に会うという確率が少なくなります。
夜勤もあるのでなかなか会えないことがあるかもしれません。

わからない場合は勤務している職員に、
「佐藤さんは明日いらっしゃいますか?」と軽く聞いてみるのもオススメです。

食事の時間に面会に行ってみる

面会時間に制限がない場合は、お食事時間をあえて狙って行ってみてください。
パンフレットにはホテル並みのお料理が並んでいたのに、実際見てみたら
「は?私が子供に作ってた幼稚園時代のお弁当?」
と思うくらいの冷凍食品のオンパレード・・・
という悲しい話も実際あります。

最初に説明を受けたお話とあまりにもかけ離れていたらあきらかにおかしい。

また、入居者は高齢者。
それなのに大学生のがっつり飯か?ってくらいの濃い味もおかしい。

ここはひとつ食事の時間に面会に行き、一口だけでも味見をしてみるのもひとつの手。
薄味に見えても塩味が強すぎるということも実際あります。

私は認知症が進み、味の良し悪しがわからなくなっている方を沢山見ています。
そういう物を言わない利用者様の足元を見ている施設など言語道断!
どうぞご家族が一度確認をしてみてください。

面会が終わったと見せかけて再度施設へ

最後に裏ワザ的なお勧めチェック方法をお話しします。

本当に忘れ物をわざわざする必要はありません。一度施設を離れたフリをして戻ってみてください。
ズバリ職員の裏側が見れます。

職員もご家族がいる前では適当な介護はしないのが当たり前。
いわば先生が去った後の生徒、上司が離席した後の部下、飼い主が見えないところのワンちゃん・・・書き出したらキリがありませんがそういうものです。

施設側にいる私としましては、抜き打ちテストみたいなものなので本当ならお勧めしたくはないのですが、これは効果的です。
ちょっと忘れ物しちゃった・・・という感じでこっそりはいってみてください。
さっきまで穏やかだった職員が、般若みたいな形相に・・・

「だ、だれ?!」
先程と違う景色が見れるかもしれません。

多少の私語は許してほしい・・・と個人的には思ったりもします。
何故なら全く話もない職場もそれはそれで何か威圧的な問題を抱えている場合が多いからです。

いつも笑顔で明るい介護士も人間です。疲れているときもあります。
プロなので顔には出しませんが、少し抜けるときもあるかもしれません。

ただ、入居者そっちのけで
介護士A「昨日のダイエット特集見た?」
介護士B「見た見た!今日まいたけ買って帰るわ!」
入居者「あのーすいません…おトイレに…」
介護士B「ちょっと黙ってて!」
・・・これは大問題です。

今回のポイントをまとめ

施設面会時に行うチェックポイント

1.職員の入れ替わりが激しくないか

2.入居者のことを考えての食事を提供してきるかどうか

3.怪しいと思ったら抜き打ちの忘れ物作戦で確認

あなたが少しでも施設に疑問を持ったら、是非試してみてください。

そして疑問が確信に変わったら、その場で

「すいませーん!この施設変なんです!」

などとは言わず、大元の相談センター等に電話をしてみてください。
遠慮することはありません。

なかなか忙しく、面会を行うことは難しいと思います。

実際何年も面会に来ていない。職員が家族の顔を知らない。という利用者も中にはいます。

ただ、一度でも顔を出しておけば、職員の態度がもしかしたら変わるかもしれませんし、何より入居しているご家族が喜ぶことは間違いないです。
無理のない程度で、遊びに行く感覚で面会に行くことをお勧めします。
少しでもあれ?と感じることがあったら、是非この方法を試してみてください。