幼稚園に通い始めた子供は、集団生活を通して沢山のことを身につけていきます。
そんな子供の成長は良いこともありますが、時には親を悩ませてしまう事もあります。
その1つが「言葉づかい」ではないでしょうか?
ある日突然、子供が家庭では使わない汚い言葉を使うのを耳にしてしまったら、親は驚きますよね。
我が家では、年少の娘がいきなり父親に「おやつ、取ってこい!」と言った時に、ギョッとしました。
子供が色々な言葉に触れるのは避けられないと覚悟していたものの、いざ聞くと「親に向かって何てことを!」と憤ると共に「どこで覚えてきたの!?」と動揺しました。
子供が覚えてきた言葉が「親にとって使ってほしくない言葉」だった時にはどうしたらいいのでしょうか。
どうやって伝えたらいいのか?
良い言葉を選べるようになるにはどうしたらいいのか?
幼稚園児の子育て真っ最中の私が実践する対処法をご紹介します!
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子供に使ってほしくない言葉は?
ご家庭の考え方や環境によって、子供に使ってほしくない言葉は違ってくると思いますが、やはり共通項として使ってほしくない言葉はあると思います。
大きく2つをご紹介すると、1つは「下ネタ系」、もう1つは「人を傷つける言葉」です。
まず「下ネタ系」で、代表的なものは「う●こ」「お●っこ」「(トイレなどが)臭い~」などですよね。
そもそも、子供は下ネタ系が大好きじゃありませんか?
わが娘も、絵本の中の「セミがお●っこをして飛んでいく」シーンがツボらしく、何度読んでも、お腹をよじって爆笑しています。
何と言っても、子供にとって排泄物は自分の分身そのものと言う感覚なので、嫌いになれっこありませんし、実際トイレトレーニングでも親子して連呼する大切で身近な言葉でもあります。
問題は、関係ない時に叫んだり連呼する場合です。
対処法として、まず家で意味もなく連呼しているならば「徹底的に無視」です。
大人の反応を見て楽しんでいるだけなので、飽きたらやめていきます。
外で言っている時や、さらには他人に向かって言っているようならばきちんと注意しましょう。
その時は絶対に笑わずに、茶化さずにしなければいけません。
はっきりと「そういう言葉は使ったらダメ!」「いやな気持になる!」と目を合わせて伝えましょうね。
そして「人を傷つける言葉」の場合。
この時は声のトーンを変えて、きちんと説明する必要があります。
「気軽に言っていい言葉なのか、そうではないのか」
「言われた人がどういう気持ちになるのか」
を伝えてあげましょう。
小さい子は悪い言葉でもすぐに覚えて使いたがります。
例えふざけていたとしても言っていけないことは「お友達が離れて行ってしまうよ」「嫌な気持ちになるよ」などの理由もセットで必ず伝えていきましょう。
親に「ばか」という子供は友だちにも言います。
さらに「ブス」「死ね」などと言うかもしれません。
絶対に使っていはいけない言葉だと、親がしっかりと言い聞かせないといけません。
大切なのは、笑わずにダメと教える事です。
ふざけたり、おどけて言ったりせずに、きっぱりと、根気よく伝えていきましょうね。
まわりのせいにしないこと
子供が嫌な言葉を言うのを聞いたとき、親としてはショックですよね。
でも注意をする時には、ぐっとこらえて冷静になって「まわりのせいにしない」ことです。
例え「○○くんが言っていたから」というきっかけがあったとしても、「○○くんのマネはだめよ」ではなく「その言葉は使ってはダメよ」と善悪の判断をすることを、しっかり教えてあげることです。
なぜなら、子供がこれから出会う世界には良いことも悪いことも、もっと沢山待っていて、悪いことに出会うことを避けることはできません。
悪いことに出会う度に周りのせいにすることだってできないですよね。
大人になって社会に出たら、何が良くて何が悪いことなのか、本人がえらんでいかなくてはいけません。
幼稚園で子供が汚い言葉を覚えてきてしまった時は、親子で大切なことを一緒に学んでいく最初のチャンスになるのかもしれません。
子供が良い言葉を選べるように、ボキャブラリーを増やす
こどもが良い言葉を選ぶためにできるサポートとして、ボキャブラリーを増やすことがあります。
現実には、良い言葉ばかりを知っていても生きていけませんし、悪い言葉も知っているからこそ、良い言葉も選べるようになるんですよね。
沢山の言葉を自分の中に持てば、子供も自分でどの言葉を使えばよいか選ぶようになるのではないでしょうか?
まだまだ言葉を覚える段階の幼児期にボキャブラリーを増やすには、子供が雲を指さして「あれは何?」と聞いた時には「雲だよ」と一言で答えるよりも「あれは雲だよ。空にかたまってうかぶ水や氷の粒だよ。お天気によっていろいろな形があるんだよ…」などと、沢山の説明をするといいといいます。
汚い言葉を叱る時にも、なぜ悪いのかをしっかり伝えた上で、良い言葉も教えていくのです。
「遅い」→「丁寧だね」
「弱虫」→「気持ちが優しい」
など、場合によってはそういう見方もあるよと伝えていくのもいいでしょう。
将来的にですが、お友達がどんな気持ちになるかを考えて、気持ちのいい言葉を選べるようになることは、幼稚園時代よりもむしろ、小学生以降の人間関係で困らないために大切になります。
家庭で過ごすことの多い幼稚園のうちは、その基礎をつくる時期でもあります。
普段から近くで接するお母さんが正しい言葉づかいで子どもに話しかけるのが、結局は一番なのかもしれません。
まとめ
子供が幼稚園で汚い言葉を覚えてしまった時の対処法として、まとめると
2.悪い言葉を覚えるのを周りのせいにしないで、自分で善悪の判断ができるようにしていこう。
3.ボキャブラリーを増やして、良い言葉と悪い言葉を選べるように。子供が相手の気持ちを考えて良い言葉を選べるようにサポートしていこう。
子供が沢山のことを経験していく中で、新しい言葉を覚えていくのは当然です。
子供にしたら覚えたての言葉をふざけて言っているだけかもしれませんが、相手がどんな気持ちになるかを考えることは集団生活でできる大きな学びの1つです。
そして、それを教えられるのは、やっぱり家庭だと思います。
子供が汚い言葉を覚えてしまった時には、親子で1歩成長のチャンスととらえて子供と向き合っていけたらいいですね。
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