バイキングやブッフェ会場に1歩足を踏み入れると、そこは日常とはかけ離れた別世界。
きれいに盛り付けられた沢山のお料理、おいしそうな匂い。
何より、自分の好きなものを好きなだけ選べられるという期待感で自然と気持ちが高まりますよね。
最近では子供連れでも楽しめるように工夫されているものも見かけるようになりました。
私は最近、夕食がバイキングスタイルの温泉宿で、2歳の娘と一緒に食事をする機会がありました。
もともとバイキングが大好きで、かなり楽しみにしていたのですが…実際は、周囲に迷惑がかからないかと神経を使い、自由に食べることはできずに、クタクタに疲れてしまったのです。
そこで、子連れでのブッフェスタイルを楽しく乗り切るために知っておきたいマナーをご紹介するとともに、子連れで行くメリットもお伝えしたいと思います!
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ブッフェスタイルでの基本の3つのNG行動
まず、ブッフェスタイルでの基本的なマナーをご紹介します。
やってはいけない3つのNGは「①同皿・②大盛り・③食べ残し」です。
①同皿
「同皿」とは、一度使ったお皿を再利用することです。
ブッフェでは残ったソースなどが次のお料理の味を変えてしまうかもしれないので、遠慮なくあたらしいお皿を使うことが良いとされています。
冷たいお料理と温かいお料理でお皿を変えると、おいしい温度で料理を頂くこともできますよね。
子供連れで何度も席を立つのは難しいかもしれませんが、大人が複数いる場合には手分けをして料理を取りに行くなど工夫で来たらいいでしょう。
たまったお皿は給仕さんに声をかければ下げてくれますよ。
②大盛り
一度に沢山盛ると、欲張りな印象になります。
盛りつけのポイントは「余白・高さ・彩り」です。
隙間が無いほどびっしりとお料理をのせると料理の味も混ざってしまいますし、少し余白をつくることで見栄えが良くなります。
さらに上級テクニックとして、食材を重ねたり組み合わせたりして高さを付けると、洗練された盛り付けに仕上がります。
また、全体が茶色一色になってしまう時には赤や黄、緑の料理が加わっていると彩が増してお皿全体の美しさが格段にアップします。
「子連れでそんなこと気にしていられないよ!」ということもあるかもしれませんが、このうちの一つでも気にしてみるとブッフェスタイルでセンスが光り、一目置かれる存在になるかもしれません!
③食べ残し
人によって食べられる適量は決まっています。
少量ずつ盛りながら、自分のお腹の具合を確認して、自分の食べられる分だけを取り分けるようにしましょう。
子連れの時に絶対守りたいマナーは3点!
次に、特に子連れの時に守りたいマナーを3点ご紹介します。
①火傷などの事故を起こさない
子供歓迎のブッフェでは子供目線にお料理を並べてくれているところもありますが、そうでなければビュッフェテーブルはすべて大人用の高さになっています。
私は、基本的には小学校低学年以下の子供には自分で取らせないほうが無難だと思います。
子供が料理を取る場合でも大人が付き添い、熱いものでやけどなどをしないように注意が必要です。
また、一人で動き回って熱い容器に触ってしまうことの無いように、絶対に目を離してはいけません。
②子供を抱っこして料理を取るのは避けよう
抱っこひもなどで子供を抱っこしている場合に気を付けたいのが、子供の足が料理の上に来ることです。
小さい子供は足を動かすこともありますし、ちょうど料理にぶつかってしまう高さのこともあります。
沢山の人が取ることを考えて、子供を抱っこして料理を取るのは避けた方がいいでしょう。
③子供を走り回らせない、うるさくしない
子供が走り回ると周囲の人にぶつかったりして危険です。
また、ブッフェスタイルと言っても静かに食べたい人もいます。
子供に先に食べさせておいて、あとは折り紙などで静かにテーブルに座っているように工夫をしてもいいでしょう。
料理を取りに行く人、テーブルで子供に付き添う人と分担を決めてチームワークで乗り切るのもいいと思います。
子連れでブッフェに行くときのメリット
周囲に対して気を遣ったり、振り回されてクタクタになってしまう事にもなりかねない子連れでのブッフェスタイルですが、悪いことばかりではありません。
それは、子供の「食育」につながるということです。
子供は料理を実際に食べてみて、普段では口にしない食材や味つけを経験することが出来ます。
自分でお皿に盛り付けたり、前菜からメインまでの料理の流れを知り、料理の列に順番を守って並ぶ(基本的には会場を右回り)ことも新鮮な経験となるでしょう。
また、バランスよく食べる事の大切さや、どうして取り分けたものを残してはいけないのか、走り回ってはいけないのか、などなど…こうしたことを体験しながら教える絶好の機会にもなります。
大人は少々大変かもしれませんが、子供が理解できるようになってきたら参加していくのもいいことだと思います。
また、2~3歳ぐらいまでの子供は無料としているところも多く、「そんなに食べれないよ…」という小さな子供連れの場合、ありがたいしお得な気分になれますよね♪
まとめ
- ブッフェスタイルでの基本的なNG行動は「同皿、大盛り、食べ残し」の3つ!
- 子連れの時には周囲に迷惑がかからないための3つのポイントがある
- 子連れでのブッフェスタイルのメリットは「食育」
ブッフェは基本的なマナーを守れば、とても楽しい食事スタイルです。
何かと大変な子連れの外食ですが、この記事がブッフェスタイルに行くときの参考になれば幸いです。
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