わが子と同じタイミングで親戚の子供が入園・入学を迎える場合に、お祝いを贈るべきか迷ってしまうことってありませんか?
お互いに同額を渡しあうだけなら無意味な気もするけれど、かといって勝手にしないと決めてしまうのもいかがなものか…。
困るのは「こうしておけば間違いない」という解決法はなく、相手との関係性や子供の人数などでその在り様が変わってくる点です。
私は4人姉妹ですが、長女と3番目の子供が同級生、そして末の妹だけ子供が2人おり、あとは一人っ子です。
また、主人の親族にも、甥・姪が3人います。
不平等がない様にと意見が分かれたこともありましたが、今では話し合って落ち着いています。
入学が重なった時のお祝いについて、“する派”と“しない派”のご紹介をしたいと思います!
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入学祝いとは?
そもそも入学祝いとはどういうものでしょうか?
基本的には身内の慶事なので、送る相手は親戚の子供や甥・姪・孫などに限られます。
しかし、特に親しい友人の子供などに送ることもあるようです。
そして、入学祝いは日本の伝統に則ったものなので、渡し方にもいくつかのマナーが存在するんです。
入学祝いを渡す時期
入学先が決まった後、できれば入学式の2~3週間前、遅くとも式の1週間前までに送るようにします。
卒業祝いと入学祝が重なった場合は、入学祝いを優先して一度だけ送るのが一般的ですが、遠方に住んでいるなど頻繁に会うのが難しい状況では、年末年始に会った時に渡すことも多いようです。
金額の相場
金額の相場は5,000~10,000円で、これは相手との関係が深いほど高くなる傾向があります。
例えば、祖父母が送る場合では、幼稚園・高等学校・大学では10,000円程度、小学校では20,000円程度、中学校では30,000円程度、というパターンが多いようです。
ランドセルや学習机などのこともあるようで、両親の祖父母のお祝いが偏らないよう、また、ランドセルは色やメーカー素材など、両親・子供本人の希望がある場合が多いので、前もって確認する必要があります。
せっかくのお祝いを喜んでもらえない…ということになると、お互いに不幸ですよね。
「祖父母以外の親戚」だと金額は下がる傾向にあり、小中学校は義務教育だから不要という考え方もありますので、その点は周囲との調和を図るといいでしょう。
また、入学祝いは気軽なプレゼントではないので、贈る際にのしや包装紙を省くと失礼に当たります。
のしの表書きも明記し水引も縁起物を選ぶようにしましょうね。
…こうしたちょっとしたことを知っておくと、気軽に済ませたり、時期を外してしまったりということを防げると思いませんか?
実は私自身、自分に子供ができるまではこうしたことに頓着していませんでした。
姉の子供がお受験をして私立小学校に入学した時には、誕生日プレゼントのような感覚で、流行のキャラクターの文具セットに図書カードを添えて送った記憶があります。
渡す時期なんて全然気にしていなかったですし…今思うと冷や汗ものです。
お祝いを“する派”
さて、意外と大切な“入学祝い”という行事ですが、親族間で時期が重なっても行うのはどんな場合でしょうか。
慣習に従った
親族として「する」ことが当たり前で、ずっとそうしてきたのであれば、その慣習に則って贈ったほうがよいでしょう。
嫁ぎ先の考え方がわからない場合は、義母にお伺いをたててみるといいでしょう。
相手から貰ったから
相手が兄、姉、義兄、義姉など目上に当たる場合、相手からいただいたら自分もする、と決めている方も多いようです。
「どうしますか?」と直接お伺いを立てづらいときもこれでいいのではないでしょうか。
私の場合、主人の親戚筋はこの方法です。
いただいたら、いただいた分だけ返す…相手の考え方に合わせてやる、と決めてしまえば案外気が楽になります。
後々を考えて、送った
お祝いは貰った本人が“嬉しい”という感謝と共に、相手を気遣うことを学ぶ機会にもなります。
はっきりと「やらないでおきましょう」と伝えることが出来ない場合は、後々気がかりがない様に丁寧にしておくのも選択肢の一つです。
お祝いを“しない派”
では、時期が重なったらお祝いをしない、と決めるのはどういう場合でしょうか。
自然にそうなった
最初の段階(小学校)でやらなければ、自然とその後もなくなることが多いようです。
私の実姉と実妹はこの形です。
誕生日など“個人”として特別なことはやるけれども、それ以外はスルーしているそうです。
親族会議で決めた
事前に親族で話し合い、お祝い自体を無くした、という場合があるようです。
はっきりと「無し」と決まっていると迷わなくて済みますよね。
細かいことですが、修学旅行のお土産なども「無し」としていると気を使うこともなくなります。
子供の数が違うので遠慮した
子供の数が1人、2人、3人…と違ってくると、子供の数が多いほうがどうしてもお祝いをいただく回数が多くなります。
子供を多く持つ家族が遠慮をして、お祝いをやめにしようという場合があるようです。
また、入学が重なる1人だけはお互いに渡し、それ以外の子には無しにしてもらう、ということもあるようです。
いずれにしろ、普段のコミュニケーションが取れて関係がうまくいっていれば問題がないと思います。
どんなものを贈ればいいの?
では、何を贈ったらよいのでしょうか?
入学祝のトレンドは以下のようになっています。
1位 現金
2位 ランドセルやカバン
3位 商品券・ギフトカード
4位 文房具
5位 その他
特に1位の「現金」が半数を超えているようです。
私自身は、入学お祝いに「ギフトカード」をいただいた時に、一人前として認めてもらえたようでとても嬉しかった思い出があります。
額面がわかるものに抵抗がある場合はカタログギフトなどを贈ってもいいですよ。
そして最後に気を付けたい、もらってがっかりするものもご紹介しておきましょう!
- すでに用意しているもの、すでに持っているもの
- 子供の趣味に合わないもの
- 学習の妨げになるもの
- 親の趣味嗜好に合わないもの
お祝いはあくまでも気持ちですが、やっぱり相手には喜んで貰いたいですよね。
ちょっとしたリサーチや気遣いで相手へ伝わる思いが大きく変わることがありますので、ぜひとも心がけたい点ですね。
私の友人は、親戚が子供本人を近くの文房具店に連れて行き、好きなものを選ばせてくれたそうです。
本人が大喜びで好きなものを選び、大事に使っているという話でした。
まとめ
いろいろ書いてきましたが、まとめると…
- 入学祝いは、日本の伝統に則ったもの。マナーを守って贈りましょう!
- 入学が重なった時にお祝いを“する派”は、相手に合わせたり、形式を重んじる場合が多い。
- 入学が重なった時にお祝いを“しない派”は、家族間で話し合って決めている!
- もらってうれしいお祝いの1位はやっぱり「現金」!相手に合わせたプレゼント選びをしよう。
入園・入学は人生の節目の晴れやかな時。
お祝いの気持ちが相手に伝わり、気持ちよく新しいスタートがきれるよう、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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