子供のやめ癖を直したいと思ったことはありませんか?
私は子どもの頃、ピアノと塾とスイミングスクールに通っていました。
ピアノは私にあわなかったらしく、5年間続けましたが音符が読める程度になっただけで全然上達しませんでした。
早くやめたかったけど親が怖くて言い出せませんでした。
そのうち、塾中心の生活になりました。
塾は中学受験のために入ったらしく(親談)、中学受験に合格したのでやめました。
子供が「やめたい」といったとき親はどうすればいいか紹介していきたいと思います。
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子供の理由をきいて対応を考えよう
子供がやめたいという理由は様々です。
私は、スイミングスクールは最初だけやめたいと何度も思いましたがその後楽しくなり続けられましたが、ピアノと塾は毎回「やめたい」と思っていました。
親に伝えると、ピアノはビンタ、塾は、「自分で電話しろ」と言われました。
小さい子が習い事にいくときに迷子になったり、行き帰りが危ないという理由であれば、親が送り迎えしましょう。
友達に抜かれたのが悔しいのなら、一緒に挽回できる方法を考えましょう。
先生が体罰をする、というのであれば、早急な対応が必要ですが、親が「続ける必要がある」と思い込むと体罰すら肯定しまうときがあります。
実際、塾では私は偏差値が低い方だったので算数などで計算間違いをすると、大声で指摘されてみんなの笑いものにされました。
親に言うと「それはあんたにがんばってほしいからだよ」と言われましたが、今思えばおかしい話ですよね。
まずは「子供の話をしっかり聞く」ということを忘れないでください。
やめ癖神話に惑わされないで
「習い事を簡単にやめるとやめ癖がつく」という考えをする人がいますが、それは脳科学的にみると間違っています。
子供は「楽しい」と思える時にこそ脳を発達させます。
逆にやりたくないことを無理すると自信がなくなり憂鬱な気分で過ごすことが増えてしまい、卑屈な性格になってしまう可能性があります。
近年子供のうつ病が増えていますが、これはやりたくないことに対して気持ちをごまかし、無理に続けさせたのも1つの原因と考えられています。
子供がやりたくないことを親が説教、叱咤激励して続けることに何も意味もないのです。
私は、塾にいって確かに学力はあがりましたが、親が怖くなり、とうとう登校拒否になりました。
それでも無理やり連れていかれ、保健室登校をして、最終的に不登校になり高校に進学できませんでした。
親には散々反対されたけれど、今でも後悔はしていません。
終わりをイメージする
忘れがちですが習い事を始めるとき、「どのような状態になったらやめるか」いうとこまで決めておくといいです。
明確なルールではなく、「何年生までやる」「いついつの発表会まで頑張る」と決めて、続けるかやめるか判断するということが大事です。
そうしないとズルズルと続けることになってしまい、結局ちょっと気持ちが落ち込んだ時に「やめる」と言い出して辞める、というふうになりがちです。
それは子ども心にも、中途半端にやめてしまった…という傷になりかねないので、始めるときは終わりをイメージして始めることをお勧めします。
成果をもとめすぎない
何かに成功したりうまくいったりするとほめることが大事です。
成功体験を作ってあげると失敗を恐れない挑戦意欲のある子に育ってくれます。
私も塾で教室の中の成績TOP5に入ったときはとてもうれしかったし、「ああ、やっててよかった」と思いました。
正直、塾に行ったことは間違いではなかったと思いますが、先生の教育方針にはついていけませんでした。
それがトラウマになり、引っ込み思案になってしまいました。
親にも友達にも思ったことをいうことができず、悩みを一人で抱え込んでネットの世界に逃げ込んでいました。
まとめ
やめることでやめ癖はつかないということ。
目からうろこでした。
逆に、嫌なことを無理やり続けさせられると、自信がなくなり鬱屈した性格になってしまいます。
まず目標やゴールを決め、そこまではやる、そのあとどうするかはその時になって子供と話し合ったら違う答えが見いだせるかもしれません。
そして、明るく活発な子供になると思います。
私が無理やり続けてきた塾は中学1年でやめました。
親に「中学になったら大人だから決めていいよ」と言われていたので、迷わず辞めました。
成績はあまり変わらなかったので、これでよかったと思います。
でも私の鬱憤は大人になった今でもたまったままです。
子供の習い事は親の考えや行動に左右されると思います。
しっかり子どもの気持ちを汲み取りながら、親子で楽しく取り組んでいけるといいですよね。
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