田舎の人は世間が狭い?その真相は?世間が狭くてよかったこと!

田舎の人は、世間が狭いと言われたり、耳にしたりしませんか?なぜ、そう言われるのでしょうか。

私は北陸出身の田舎者で、生まれた時からずっと同じ土地(地域)に住んでいます。
まさに、生まれも育ちも田舎!

私の実例も踏まえて、実際のところ都会と比べて、田舎の人は世間が狭いのか、どんな時にそう感じるのか、世間が狭いこととは何か考えたいと思います。

「田舎」って、そもそもどういう意味?


田舎とは、一般的に都会から離れた土地を意味します。都会ではない場所、人口や住宅の少ない地域を示しています。
都会という場所ができて、田舎という用語が使われるようになったようですね。

具体的に言うと、農村・漁村・山村・離島などをイメージすることが多いようです。

しかし田舎と都会には、はっきりとそのような境界線があるわけではないので、曖昧ではありますね。
私のイメージする田舎は、電車の本数が少なかったり、ビルがなかったり、田んぼが多い場所が思い浮かびます。

ですので、今回田舎については、そのようなニュアンスで書かせていただきます。

田舎は世間が狭い?

「世間が狭い」とはどういう意味?

世間が狭いとは、交際範囲が狭い、付き合いが狭い、世間に対する知識が狭いことを言います。
ちょっと出かけた先々で知り合いと偶然に会ったり、同僚の友達が偶然友達だったり、就職したら小学校の同級生が同期にいた…みたいな感じで思っていました。

偶然知り合いの知り合いだったりすると、「世間は狭いですよね~」なんて話題になったりしますよね。
交際範囲や付き合いが狭いことだったんですね。
これは田舎と都会で違いはでるのでしょうか。

「世間が広い」とはどういう意味?

逆に世間が広いとは、交際範囲が広く、付き合いが広く、世間に対する知識が広いことを言います。
世の中のことを広く見聞きしているということです。

でもそれって都会と田舎から、差が出るものなのでしょうか。
あくまで私の解釈ですが、田舎であっても世間のことを広く見ている人も居るように感じます。

では、どうして田舎は世間が狭いと言われるのでしょうか。

田舎は都会に比べ人口密度が低いです。
つまり田舎で過ごしていると、特定の人数との関わりになってしまう為、交際範囲が狭い、付き合いが狭い印象になりがちです。

そして、最新の情報が知れるのは、やっぱり都会が多いからではないでしょうか。
今は、ネットがありますが、自然に過ごしている場合の情報量やスピードは、田舎は都会に比べて劣っているということがありますよね。

お店でのスマホ決済なども、都会のほうが早く浸透していたり…(ちょっと世間が狭いとは違うかな?)
そんなこんなで、田舎は世間が狭いと言われるのではないでしょうか。

実際にあった話


私が田舎で過ごしていて、「世間が狭いなぁ〜」と感じたことを書きます。

私の田舎は小学校は1クラス、中学校、高校は3〜4クラスと、やっぱり人数が少ないです。
ですので、小学校の友人と高校まで一緒でしたし、今でも付き合いがあるのは同級生が多いです。

友人の友達が知り合いなんて、当たり前のようにあります。
そんな中、特に世間が狭いと感じたのは大学へ行ってからです。

大学も同じ地域でしたが、知り合いは少なく、新しい出会いが多くありました。
しかし、そこに中学の時の元彼がいたんです。
今まで連絡を取っていなかったのに、偶然の再会です。

学生になる時って、新しい出会いにワクワクしますよね。
若い時は、いろんなことに興味がありますし、「大学生になったらこんなことしたい」とか「素敵な彼をGETしたい!」とか、意気込んで入学しますよね。(しない?笑)

なのに、中学の元彼と再会するなんて…と、この時ばかりは「田舎は世間が狭くてほんとに嫌だ。」と思ったことを憶えています。

しかし、この偶然の再会がきっかけで連絡を取るようになり、中学の友人同士で遊ぶことも増え、私は狭い世間で青春を送っていました。
狭い世間ではありましたが、私にとっては楽しい大学時代の思い出です。

なにより、あの時の彼が今の私の旦那になったことが1番世間が狭くてよかったと思ったことかもしれません(笑)

学生の時は世界は広いのに、自分はどうして小さな環境にいるんだろうと考えたこともあります。
でも共通の友人が多いので、結婚式は知り合いばかりで楽しかったですし、外へ出かけると友人に会えて楽しいですよ。

意外にも世間が狭いことは、悪いことばかりではありませんでした。
世間が狭いけど、友人とは深い関わりが持てるのではないでしょうか。

まとめ

世間が狭いとは、交際範囲が狭い、付き合いが狭いことを示します。
つまり田舎だから世間が狭いわけではなく、その人の価値観によるものではないでしょうか。

田舎にいても顔が広い人もいますし、社会に詳しい人もたくさん居ると思います。
逆に、都会にいても引きこもっていたり、少人数の仲間としかつるんでいなければ、世間が狭いということもあるかもしれません。

そして、決して世間が狭いとこが、悪いことではないということをお伝えしたいです。
たしかに世界は広く、都会や海外にいけば視野が広がるといいますので、1度は経験しておくのももちろん素敵な選択だと思います。

しかし、田舎ならではの世間が狭いけど深い付き合いというのも、なかなか素敵なものだと実体験からもつくづく感じます。

結果、誰かと比べるのではなく、その人その人が幸せだと感じる環境で過ごすことが1番だと思います。