食べ物の好き嫌いが多い乳幼児期の子の食事はどうする?上手な対策は?

好き嫌いが多い子に困っているお母さん、少なくないと思います。
食べてくれるように、食事を工夫したけどすぐに気付かれてしまって作戦失敗・・・。
どうにか食べてもらおうとするが嫌がってこっちまでイライラしてしまう・・・そんなことありませんか?

誰にでも食べものの好き嫌いはあるもの。

しかし、特に好き嫌いが多くなるのは幼児期(1歳~小学校就学時まで)だそうです。
イライラせずに、どうにか食べてもらいたい!楽しく食事したい!と克服する方法と、
お母さん方の上手な向き合い方をご紹介します!

食べ物の好き嫌いの始まり(1歳半)

食事の好き嫌いが少しずつ出てくるのは約1歳半~といわれています。

1歳前後は離乳食も進み、食べれるようになったものが増え食事が一番楽しく感じられる時期。
口当たりが良ければ野菜やお肉など何でも食べます。
しかし、1歳半頃になってくると少しずつ食べ物の見た目もよく見るようになって、味にも敏感になってきます。

今まで食べていたものを、食べなくなってしまう・・・・
いきなり食べなくなってしまい、不安に感じてしまうかもしれませんが、私はそれも成長のひとつだと感じます。
食べて嫌だと感じること・・・幼児期に大切な五感の味覚が分かるようになってきた証だと私は思います。

不安に感じてしまうお母さんいると思いますが、大丈夫ですよ!
それは成長の証!温かく見守っていけたらと思います。

イヤイヤ期に伴う食べ物の好き嫌い(2歳児)

まさに自立心が芽生えはじめる2歳児で、ご飯の時「これ食べようか?」と言っても「いや!」と言う・・・というお母さんが言ったこととは逆なことをしてしまいがち。
また、気に入らないことがあったらご飯も全然食べない・・・というときもありますよね。

この時期は、自分で食べられるようになりたい!自分で決めて食べたい!という気持ちが最も強い時期です。

その時、お母さんは「食べなさい!」と強く言ってしまわないように!言ってしまうと逆効果になってしまいます。
「いや!食べない!」と言ったら見守ってみましょう。

そしてお母さんが「これおいしい~」と言って食べている姿を見せつけましょう。そしたら私も食べてみようかな・・・?
興味を持たせる作戦で!また、一緒に簡単な料理をしたり、簡単なお手伝いをしてもらうと食事への興味のきっかけとなるかもしれません。

●好き嫌いがはっきりしてくる時期(3~6歳)

少しずつ、食のことが理解してくる時期であり、この食べ物は苦い・・・など見てから判断することが出来ます。

また、嫌いなものも食べてくれたらと料理を工夫してみるが嫌いなものが入っているとすぐに気付いて、残してしまったり・・・と工夫して作ってもなかなかうまくいかなくなります。

その時は、普段から食への興味を持つことが大事だと私は思います。

また、食事の時間を楽しい時間とすることが大切だと思います。
2歳と同じように一緒に料理をしてみることもひとつの例としてあげられます。
3~6歳になると出来ることが増えて、特に大人がしていることに憧れを感じる時期でもあります。

一緒に料理をしながら楽しく食事が出来る環境を作ってあげることが大切だと思います。

●無理に食べさせなくても大丈夫


好き嫌いが多いと将来わがままな子に育ってしまう。人間に対しても好き嫌いが多くて、将来大丈夫か・・・と心配してしまうお母さんいると思います。
しかし、好き嫌いが多い子だからといって、わがままになってしまうことはありません!
将来に影響することもありません。好き嫌いが多いと困るから。栄養のため食べて欲しい・・・その想いをかなえるためにはまず、無理に食べさせてしまわないこと!
食べないからと言って怒ってしまわないこと。これが、どの年齢にも向き合う場面で大切なことだと思います。まず、子どもにとって食事は楽しい時間と感じることが好き嫌いをなくす方法のひとつだと思います。

●まとめ

年齢別に向き合い方を紹介しましたが、まとめてみると・・・
①約1歳半~好き嫌いが出てくる時期。でもこれは成長の証!焦らず温かく見守ってあげる
②自立心と共に好き嫌いが目立ってくる。この時は大人がおいしく食べている姿を見せつける!
③子どもと一緒に料理をしてみる
④無理に食べさせてしまわないようにする
⑤食事は楽しい時間にする

好き嫌いが多い子はマイナスなイメージになってしまい、困ってしまうお母さんも多いと思いますが、あまりマイナスに考えてしまわず、楽しく食べてもらうにはどうしたらいいのか・・・?と遊びと一緒でどうしたら喜んでもらえるか?と考えてみてはいかがでしょうか?

試行錯誤しながらやってみると、成功に繋がるのではないでしょうか?