夜泣きが近所迷惑にならない為に実践したい対策と対処法

夜中に泣き続ける赤ちゃんを抱っこしながら、途方に暮れてしまったことはありませんか?
寝る直前まではご機嫌だったのに原因もわからず夜になると急に泣き出して、いろいろやっても泣き止まない…それが「夜泣き」です。

夜中は昼間と違って生活音も少なく、音がよく響きます。
寝ている人も多いので、赤ちゃんが泣いていると近所迷惑を心配してしまうお母さんも少なくありません。
困ったママは段々と精神的に追いつめられてしまい、それを察してますます赤ちゃんが泣き叫ぶ…という悪循環に陥ってしまう場合もあるんです。

そんな赤ちゃんの夜泣きで苦労している時、近所迷惑のトラブルになるのを避けるための対策と夜泣きを乗り切る対処法をご紹介します!

自分でできる防音対策

赤ちゃんの泣き声は「黒板をひっかく音」や「救急車のサイレン」と同じような周波数ということを知っていましたか?
それは、人が無意識でも注意して聞いてしまい、不快に感じる音域にあります。

集合住宅で、そんな赤ちゃんの泣き声が夜に響いてしまったら、迷惑にならないかとても気を遣いますよね。

まずは自分で工夫できる防音対策です。
何かしらの対策をとっていると思うだけでママの気持ちも楽になりますので、是非お勧めですよ。

壁の防音には、防音壁や防音シートを貼ることもできますが、手持ちの家具の配置を変えるだけでも効果があります。
やり方は簡単で、背の高い棚を設置してその中を本や物でしっかり埋めてしまうのです。
棚の中のものが音を吸収するので、壁の面積が減った分だけ遮音効果が高まります。
地震対策などで十分なスペースが取れるのならば、費用がかからないのでオススメの方法です。

また、防音のカーテンを使うと、普通のカーテンよりも5~8割の減音効果が期待できます。
カーテンの長さは、たとえ腰窓であっても足元までの長いカーテンをしておくと、それだけで音を防ぐ効果がアップ!

足元にはクッション性のあるジョイントマットをしくことがあると思いますが、厚手のほうが防音効果は高いです。
足音が響くのも防いでくれるので一石三鳥といったところでしょうか。
プラスで防音カーペットを引くと、さらに効果が高まります。

ご近所との普段からの関係を大切に

自分で防音対策をするだけでは間に合わないかもしれない…そんな不安を抱えた時には、やはり普段からのご近所づきあいが大切です!

ご近所のトラブルは、ほとんどが相手の事を良く知らないことが原因で起きます。
人は、相手がどんな人なのかを知らないと、その人の出す騒音を不快に感じやすいのです。

まずは、特に音の伝わりやすい両隣と上下階の部屋の人に、赤ちゃんを連れて挨拶をすることから始めましょう。
私は集合住宅に住んでいたので、子どもが生まれるとすぐに挨拶に行きました。
「迷惑をおかけしないように気を付けますが、何か気になることがあったら言ってください」
里帰り出産の時に買ってきたちょっとしたお菓子を添えて伝えると、温かい言葉をかけていただくことが多かったです。

相手も「ああ、この子が泣いているんだ」とわかると、理解する気持ちにもなりやすいと思いますし、成長につれて「大きくなりましたね~」などど声をかけてもらえることも多かったように思います。
また、最初だけではなくて、会った時にも「泣き声がうるさくないですか?」などと声をかけていくことも大事です。
たった一言でも、きちんと配慮しようとしている姿勢を伝えていくことでご近所づきあいがスムーズになっていくと思います。

赤ちゃんに合った対策で、夜泣きを乗り切る

赤ちゃんにも個性があり、泣いている理由も様々です。
自分の赤ちゃんにあった接し方をみつけるために、夜泣きを止めるアイデアをいくつかご紹介したいと思います!

①生活リズムを整える
生活リズムを整えると、夜にぐっすり眠れるようになります。
具体的には、朝はカーテンを開けて太陽の光が部屋に入るようにし、夜は8時以降は部屋を暗くして、静かに過ごすなどの工夫をします。

また、生後9か月くらいになると赤ちゃんも体力がついてくるので、昼のうちに沢山体を使って遊ばせることも大事です。
この頃は多くの赤ちゃんはまだ1人で歩くことはできませんが、抱っこ紐やベビーカーでお散歩して、外の風や日差しにあたるだけでも体力を使うんですよ。
また、児童館や子育て支援センターなどに遊びに行っても、赤ちゃんは刺激を受けて色々なことを吸収していくので、その分疲れてよく眠れるようになります。

②寝る直前にたっぷり授乳しておく
大人でもおなかがいっぱいになると眠くなりますよね?
赤ちゃんも寝る前に満腹になっていると、気持ちよく眠りにつけるんです。
逆に、喉が渇いていたら目が覚めてしまうこともあります。
なかなか飲んでくれない…と思ったら足の裏を刺激するなどして、少し起こしてから飲ませてあげるといいですよ。

③少し様子を見る
夜泣きではなく、寝言泣きの場合があるので、赤ちゃんが夜泣きをし始めても少し様子を見てみましょう。
焦ってすぐに抱っこするとかえって赤ちゃんを起こしてしまうことになるかもしれません。

④思い切って一度起こしてみる
思い切って一度起こしてしまい、少し遊んでみるのもいいでしょう。
泣き止まない赤ちゃんを抱いて長時間イライラするより、ママのストレスが少なくなります。
赤ちゃんも30分ほど遊ぶと気持ちが落ち着いて、寝付いてくれるようになりますよ。

⑤深夜のドライブをする
私の場合ですが、娘にはこれが一番合っていました。
どんなに泣き叫んでいても、車に乗せると5分でぐっすり…ということが多かったです。
車に乗っているだけでも体力を使いますし、エンジンの振動が眠りを誘うようでした。

ドアを出て泣き叫ぶ子を車に乗せるわずかな時間さえ、近所迷惑かと気になるものです。
ましてや、抱っこ紐やベビーカーで外を連れて歩くことは、ママも余計に気を遣ってしまいますよね。
動く個室の車ならではの解決方法といえるでしょう。

⑥夜泣き対策グッズを駆使する
最近では市販の、赤ちゃんが安心して眠れるような音を出すグッズが人気を呼んでいます。
自分で輪ゴムを使って作る即席ギターや音の出るおもちゃで、赤ちゃんの好きな音を聞かせてあげることも効果があるようです。

また、大好きなテレビ番組の音を聞かせてあげるのもいいでしょう。
泣いている時の赤ちゃんは興奮状態なので、まずは落ち着かせることが第一です。

まとめ

色々書いてきましたが、まとめると…

  1. 自分でできる防音対策
  2. 普段からご近所づきあいを大切に
  3. 技を駆使して夜泣きの時期を乗り切ろう

夜泣きは、生後7~9カ月がピークと言われています。
また、赤ちゃんも体力がついてきて、新生児とは違う成長が嬉しくもあり、戸惑ってしまうことも増えていく時期です。

そんな時期に夜泣きが続くとお世話をする方は、ヘトヘトになってしまいます。
できるならば、なるべく家族で協力して1人が負担しないようにしていきたいですよね。

永遠に続く夜泣きはありません。
生活に支障のない程度に手抜きをしながら、無理をせずに対応していきましょうね。