田舎暮らしと聞くと交通の便が悪い・お店がない・近所付き合いが面倒くさいなどイメージがありませんか?
「田舎暮らしなんてありえない!」「近くに友達はいなくなるし、ご近所との関係も心配」と思いますよね。
でも夫の転勤や両親・義父母との同居等で、どうしても田舎へ引っ越さないといけなくなったらどうでしょう。
私は隣家まで数キロというド田舎で育ったけど、上京して十年以上都会に住んでいました。
都会暮らしに慣れたころ実家へ帰ることになって、前に住んでいたけど交通の便が悪さや、近所付き合いに悩んだのを覚えています。
そこで田舎に住むには5つの心構えが必要だと思ったので紹介します。
田舎の交通事情
田舎に住みたくない要因として交通の便の悪さがありますよね。
田舎は電車が1~2時間に1本、公共機関のバスも1時間に1本かそれ以上に少ないです。
そしてバスも電車も一駅区間が長い!てことは駅が少ないんです。
自宅の近くに駅やバス停があればいいけど、公共機関をフルに利用した生活というのはあまり現実的じゃないですね。
しかも買い物の荷物はつい重くなっちゃうし、持って歩くだけでトレーニング並み。
そこで欲しくなるのが車かバイク!
でも「ペーパードライバーで今更運転するのは不安」という方もいるのでは?
そこは大丈夫です!
私はペーパードライバー歴10年以上で車庫入れもできなかったけど、空き地で練習できるし、ほとんど単線だから車線変更も必要ないし、田舎の駐車場は広いから安心。
高齢のドライバーが多いから車の流れもゆっくりで焦らないで運転できて、すぐに慣れました。
ただ運転免許がない方や車やバイクをすぐに用意は無理!という方は市町村運営の巡回バスがあったり、配達サービスもあったりするから、役所とかで聞いてみるといいですよ。
田舎の閉店は早い!
お店事情ですが、田舎は閉店が早いです。
なにせ、寝るのも早くて20時には寝ているおうちもあるくらい。
だいぶ田舎にもコンビニができたけど、まず徒歩圏内にはなく場所によっては24時間営業じゃないところもあるんです。
ある時家族で外食へ行ったら「18時ラストオーダー」というと言われ断念したことがあります。
18時ラストオーダーって売る気あるのか?!て思ったけど、そこで閉店時間を気にしないといけないんだと学びました。
田舎のご近所さんってどんな人?
田舎に住みたくないと思う一番の理由は人間関係じゃないですか?
田舎の人間関係ってお節介とか、よそのも扱いされそうとかありますよね。
でも田舎人っていっても人は人だから自分たちと違うってことはないけど、環境の差で理解できるかどうかはあると思います。
まず田舎は人が少なくて、高齢者が多く長年住み続けている人が多いんです。
私が居住んでいた場所ではほぼ2人に1人・・・いや、それ以上が高齢者なイメージでした。
どこを見てもおじいちゃん・おばあちゃんばかり。
そしておじいちゃんおばあちゃんは井戸端会議が大好き。
毎日いろんなところで井戸端会議していて、よく話すことがあるなぁって思っていました。
そこに「都会から引っ越してきました」って人がいれば「どんな人?」「何してる?」「家族構成は?」など注目の的になるのは納得ですね。
またおしゃべり好きだから、役所へ行っては窓口の人にしゃべり、買い物でたまたま会った主婦へしゃべり、その主婦がまたしゃべり…。
こうやってすぐ噂が広がっていくので、自分が知らない人でも声をかけられることも…。
でも人のうわさも75日!挨拶さえしっかりしておけばすぐに話題の流行りは去ります。
また田舎は先祖代々から住み続けている人が多いから、その土地ならではの習慣や風習があるのは確かです。
そこは異文化交流だと思い受け入れていくのが得策です。
家庭菜園の規模も都会とは違うので、多く収穫するとご近所に配る方もいて、これも風習の一つだと思いますよ。
貰い物をするとお返しを考えないといけなくなり面倒ですけどね。
でもここで面倒くさがったり、拒否したりするとこちら側が「変わった人」と言われちゃうので注意。
あと近所に一人は世話焼き好きの方がいます。
こういう人はウザッと思わず、仲良くしておきましょう。
私の近所にも世話焼きのおじさんがいて、自治会の事や、庭木の手入れなど教えてくれました。
ただ、ある時知らない間に草刈りをしてくれたことがあって、「え!うちの土地にいつ入ってきたの?!」とちょっと引いたけど、自分の手間が省けたと思い気にしない事に。
世話焼きおじさんのおかげで知り合いも増えたし、農家さんから安くお米が買えるようにもなったし今では感謝です。
田舎のいいところ
田舎へ住みたくないと思っているとマイナスな事ばかり考えちゃいますが、都会にはないいいところもあるのでご紹介です。
まず賃貸にしても持ち家にしても土地が安いです!
お隣と隣接せず広い庭と希望通りの住まいを作ることも夢じゃないですよ。
次に野菜やお米が安いです。
農業や漁業がさかんな場所はたいてい直売所や道の駅があり、新鮮な食材が安く手に入ります。
以前スローライフという言葉が流行りましたが、自然に囲まれ時間の流れはのんびりと感じるところもよいところですね。
上京中は仕事と生活に追われ季節を感じる余裕がありませんでしたが、田舎暮らしになってからは嫌でも四季の移り変わりが目に入り、「いままでセカセカと過ごしていたな」と思うようになりました。
スポンサーリンク
まとめ
色々書きましたが、まとめますと…
①交通手段の検討、ペーパードライバーでも安心。
②お店の閉店時間に注意。
③噂が広がりやすいことを意識する。(世話焼きご近所さんは大切に)
④土地の習慣や風習を受け入れていく。
⑤土地や食材が安く、自然豊かで時の流れが穏やか。
これを意識していけば、きっと徐々に心の準備も出来るはず。
誰でも慣れた環境を変えるのは勇気がいりますよね。
住めば都という言葉もあるし、新しい環境でも素敵な生活が待っていると信じています。
スポンサーリンク