子どものオンラインゲームのトラブルが不安!ネットゲーム利用の5つの約束

今の時代ゲームがとても身近になりましたよね。
外出中や休憩時間など数分単位でゲームが出来るようになったため、大人でもちょっとしたスキマ時間や気分転換にゲームをする方も多いんじゃないでしょうか?

私もゲームは子どもの頃から好きで、一人暮らしを始めてから独身時代はオンラインゲームで遊んでいました。
いざ親になってからはゲームをやる時間がなく、自然とゲームから興味逸れたので、今ではほとんどゲームをすることはありません。

しかし、ある時、小4の息子から「オンラインゲームをやりたい!」と言われました。
その時に、自分の経験を生かしてオンラインゲームをやる上で5つの約束をしたので、今回はそのことについて紹介したいと思います。

①オンラインゲームは一緒にやっている相手も生身の人間


オンラインゲームでは、画面の向こうに人がいて、全て人が操作しているので、自分がやられて嫌な事はやらない、仲間なら助け合うということを説明しました。
オンライン世界ではお互い顔が見えないため、相手が良い人かどうかは礼儀やマナーがちゃんとしているかで判断します。

なので、オンラインゲームではリアル世界と一緒で「自分さえよければ良い」という考えでは出来ないことを話しました。

②オンライン事情を把握し情報管理意識が育つまで、チャットやメッセージ機能でのコミュニケーションは行わない。


オンラインゲームの醍醐味の一つが知らない人と仲間になり、会話を楽しんだり、ゲームについて教えあったりするところだと思いますが、私はこれを禁止しました。
なぜかというと、まだまだオンライン事情を把握していない子どもでは、伝えていい情報とそうでない情報の判断がつかないと思ったからです。

よく聞くトラブルが「ID・パスワードを教える」といったものがあります。
ちゃんと情報管理意識がないと、どんなに注意していてもこれらは会話から聞き出すことが出来るのです。

また、私も経験がありますが、チャットをしていると、言葉や態度の幼稚さからすぐに相手が子どもだと気づきます。
中には子どもだと気づくと、暴言や中傷の言葉を使う人がいたり、逆に友達かのように言葉巧みに近づきアイテムやお金を巻き上げようとする人もいます。

実際に長男の同級生では、小学生だと馬鹿にされて嫌な思いをした子もいました。
オンラインゲームは日本以外の国でも配信されていることがほとんどのため、言葉の壁があってもエモートといってジェスチャーでコミュニケーションが取れるようになっています。

挨拶などもエモートで出来るのでチャットをしなくても問題ありません。
中にはチャットでのコミュニケーションを奨めるゲームもありますが、子どもを守るためにもチャットをしなくても遊べるものを選択する方が良いと思います。

③お金の価値観がしっかりと確立されるまでは課金をしない


次に約束したことは課金をしない事です。
いくらお小遣いの範囲であっても課金はさせません。
私はゲームに課金をしても電源を切ってしまえば何も手元に何も残らないため、お金の価値観が崩れるんじゃないかと心配に思います。

オンライン上での課金はボタン一つで買い物が出来てしまい、お金を使った感覚無く欲しいものが手に入ります。
また、一度課金してしまうともっと良いアイテム・もっと強くなるために…と運営側もどんどん課金するような仕組みを作っているため、際限なく使ってしまうことも…。

そもそも、オンライン上での課金はクレジットカードやプリペイドカードが必要となりますが、クレジットカードを自分で作れないような年齢・経済力での課金は親が一時的に立て替えている状態ですよね。
親がお金を立て替えなければ出来ないようなゲームは、本人の身の丈に合っていない遊び方だと思いませんか?

④公式サイトなどでゲームに関するルールや情報を調べてからプレイする


オンラインゲームは、初めに操作説明や概要説明があります。
また、ユーチューバーなどがプレイ動画をネット上にアップしているため、子どもでもすぐに始めることができます。

しかし、オンラインゲームのプレイヤーは「公式サイトに書いてあることを把握していることが前提」という意識があります。
なので、キャラクターにあった育て方をしていなかったり、仲間で何かを成し遂げようとする時の役割を守らなかったりすると、自分勝手だと思われるだけじゃなく、他のプレイやーに迷惑をかける結果になります。

親切な人だとそこで教えてくれますが、そうじゃないと仲間外れにされたり、暴言を吐かれたり、ひどい時には運営側に違反報告されることもありえます。
なので、子どもには自分で調べさせ、全てのページを読んでからプレイするならよい、と許可をだしました。

また公式サイトで調べるにはパソコンやタブレットなどが必要になるので、ネットでの検索方法を学べたり、キーボードを使ったタイピングの練習となったり、長い文章を読み理解する必要があったりと、ゲームを通して色々学ぶことも出来ると思います。

オンラインゲームは定期的にイベントが始めるため、その度にルールを調べてから遊ぶようにさせているので、キーボードのローマ字入力もだいぶ一人で出来るようになってきました。

⑤トラブル回避のために親の前でプレイすること

色々約束をしても、トラブルが起きるのは一瞬です。

大人なら暴言や中傷などは無視をしたり、怪しい接触も気づけたりしますが、子どもの場合は「なんだ?」と思いながら対応し、より話が拗れたり、知らないうちに個人情報を漏らしたりする可能性はあると思います。

また、ゲームをやっているうちにどうしても課金アイテムが欲しくなり、親のクレジットカードを勝手に使ってしまったといったトラブルもあるそうです。
親の前でしか行わないことで、そのようなトラブルのストッパーにもなると思います。

まとめ

色々書いたので要点をまとめますと…

  1. オンラインゲームは一緒にやっている相手も生身の人間であり、礼儀やマナーを守った対応が必要。
  2. オンライン事情を把握し情報管理意識が育つまで、チャットやメッセージ機能でのコミュニケーションは行わない。
  3. お金の価値観がしっかりと確立されるまでは課金をしない
  4. 公式サイトなどでゲームに関するルールや情報を調べてからプレイする
  5. トラブル回避のために親の前でプレイする

オンラインというと子どもが知らない人と接触しているため、色々心配だと思います。
私はその不安を軽減するために、ルールや約束事を決めるだけじゃなく、自分自身も子どもがやっているゲーム内容を把握するようにしています。

特にオンラインゲームに関してはゲーム規約や仕様、キャラクターの役割、課金アイテムなど公式サイトに載っている情報はほとんど読みました。
子どもも親がゲームを知っていると思うとゲームの内容を色々話してきてくれるので、ゲーム内の出来事を把握しやすくなります。

また、ゲームを把握してから子どものプレイを見ると、普段おおざっぱで無頓着だと思っていた子が、ゲーム内では几帳面にアイテムを揃えていたり、臆病な部分があったりと意外な発見があり思わず笑ってしまいました。
みなさまも一方的にルールを作るだけじゃなく、コミュニケーションの一つとして子どものゲームに興味を持ってみてはいかがでしょうか。