ペットと一緒に暮らすという事は、楽しいことばかりではありません。
ペットを迎え入れてから、寿命を迎えるまでには、経済的な問題、時間的な問題、介護問題など様々な問題に直面するでしょう。
中には、心無い人がいて、そういう問題がおこると、物のようにペットを捨ててしまう人がいます。
日本は先進国でありながら、ペットの関してはまだまだと発展途上国なのです。
その反対に、欧米とくにドイツはペット先進国と言われていて、犬猫の殺処分は“ゼロ”だし、ペットがいろいろな条例で守られているのです。
例えば、ドイツでは犬に4時間以上の長時間のお留守番をさせてはいけません。
理由なく6時間以上超えると近所の人から動物虐待として通報されてしまうこともあるのです。
私達より短い寿命のペット達は、人間の1時間は3倍にも4倍にも感じるのです。
1泊2日ぐらいの旅行だから、餌と水を十分に置いておけば大丈夫だなんて、人間の感覚でペットに長時間のお留守番をさせるのは、身勝手だし危険すぎます。
今回は、旅行好きの飼い主さんが、旅行中ペットをどうすれば良いのかご紹介いたします。
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ペットの種類によってお留守番事情は違う
よくネットで、1泊2日ぐらいのお留守番なので犬を家に置いておいて大丈夫ですか?なんていう相談を目にします。
まず、そんな事を考えることがダメダメでしょう!
もし…
真夏で部屋が暑かったら?
お水がなくなってしまったら?
停電でエアコンが切れちゃったら?
雷がなったら?
お留守番の苦手な子でパニクってしまったら?
犬のお留守番に関しては心配が尽きません。
ご自分の子供が幼児だったら置いて旅行に行きますか?(犬が幼児並みと仮定して)
ただペットの種類によっては、1泊2日ぐらいのお留守番はOKだとも思います。
例えば、ハムスター系。
ハムスターは夜行性だし、人間に干渉され過ぎるのもストレスになります。
そして食事を多めに与えておけば、自分で餌を蓄えています。
だから、1泊2日ぐらいの旅行なら、自宅でそっとしておいてあげた方が、良いかもしれません。
“犬は人につく、猫は家につく”と言われるように、猫も短期間の旅行ぐらいならお家で過ごすほうがストレスなく過ごせるようです。
大事なのは、飼っているペットの習性や性格などを理解して、適切な環境でお留守番をさせるということです。
犬の場合
一緒に旅行に出かける
他のペットと比べると、やはり犬はお留守番に関しては一番気を使いますよね。
大好きな飼い主さんがいなくなれば、「捨てられたかも?」とストレスにもなってしまいます。
それならば、短期の旅行なら、犬と一緒に出かけるのはいかかでしょか?
最近では、犬と泊まれるホテルや旅館も増えています。
航空会社の企画で、ワンちゃんと一緒に飛行機に乗って北海道旅行なんていうのもありました。
フェリーにもペットと泊まれる船室があります。
車を運転する方なら、車酔いしないように普段から車になれさせてあげれば、ちょっとした旅行は簡単ですよ。
お留守番方法
海外旅行や旅行期間がどうしても長期になってしまう場合は、どのような方法があるのでしょうか?
1.ペットホテル
最近は、獣医さんに併設されたペットホテルもあれば、空港に隣接したペットホテルもあります。
また、愛犬が過ごす部屋にカメラが取り付けられていて、旅行中スマホなどで愛犬の様子を確認することができます。
ドッグランがあるホテルも人気です。
ただし、老犬や病気のあるワンちゃんは受け入れを拒否される事があるようです。
2.ペットシッター
愛犬は家にいながら、決まった時間にペットシッターが来てくれる方法です。
散歩はもちろん、ご飯をあげてくれたり、遊んでくれたり、あと頼めば郵便物を受け取ってくれたり、植物のお水をあげてくれたりするサービスもあるようです。
ペットシッターの会社によって、サービスや料金が大きく違ってくるようです。
知らない人が、留守中に家に入るので、信頼性がなければちょっと心配かもしれませんね。
3.知人・身内に預かってもらう
一番料金的には安くつくかもしれませんが、何か問題が起こった時には、責任の追求とかしづらいかもしれませんね。
また、専門知識のない人に頼むわけですから、預ける際には少し丁寧にお世話の仕方を伝えておいたほうが良いでしょう。
私は、過去に3匹の犬を飼っていて、ペットホテル、ペットシッター、身内に預かってもらった経験がありますが、やはりペットホテルが一番安心でした。
なんどか利用しているところならば、なおさら安心でしたね。
カメラで犬の様子も見られたし、ドッグランで遊ばしてもらえて、犬達は楽しかったようです。
引取に行った時には、スタッフの人と別れるのが悲しそうでした。
まとめ
旅行好きの飼い主さんにとっては、旅行の計画は楽しいけれど、旅行期間中のペットのお留守番には頭を悩ませますよね。
ペットの種類、性格、習慣によってもどの方法が良いかは変わってきます。
1.短期間なので家に置いておく
2.一緒に連れて行く旅行を計画する
3.ペットホテルに預ける
4.ペットシッターに来てもらう
5.知人・身内に預ける
ペットにも飼い主さんにも、ストレスのない一番良い方法を見つけてくださいね。
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