幸せなはずなのに、子育てが怖い…そう思うのは母親失格ですか?

十月十日という長い時間をかけて、自分のお腹の中ですくすく育っている我が子。
早く会いたいな、どんな子かな、幸せな気持ちいっぱいで、家族みんなで生まれてくる日を待ちわびている、そんな幸せな日々。

お腹の我が子と共に、自分の母性も日に日に育っていることを実感でき、大きくなってくるお腹や身体は辛いけれど、本当にこの上なく幸せな日々が妊婦生活ですよね。

私も、娘がお腹にいた頃は「産まれてきたら娘にこんなことしてあげたい!あんなことしてあげたい!」「大きくなったら一緒にお出かけして、お茶して、友達のような母娘になりたいな。」なんて、夢見る妊婦生活でした!

けれど、産まれてきたその日から生活は今までとはがらっと一変して、24時間、赤ちゃん中心の日々が始まります。
出産直後のボロボロの身体をなんとか起こして、慣れない子育てをするお母さん。

かわいい赤ちゃんとの生活、幸せなはずなのに何でか子育てが怖い…そんな風に感じているママさんに、ぜひこの記事を読んでほしいです。

思っているより大変なのが子育て

先に妊娠出産した友達や兄弟姉妹から話を聞いたりして、何となく大変そうだな、と分かったつもりになっていても、いざ実際に自分が出産してみたら、想像していた何倍も何十倍も大変だった!と感じるのが子育てではないでしょうか。
これって、私だけでしょうか?

私はまだ0歳児の子どもが一人しかいないのであまり経験もないですし、偉そうなことは言えませんが、親になるまでの私も、人から子育ての大変さを聞いてはいたからと、何となく分かったつもりになっていました。
けれど、実際に出産して、さあ今日からお母さんです!となった時には、人から聞いていた大変さの、何倍も何十倍も大変なことの連続だったんですよね。

育児書では、授乳は3時間おきと書いてあるのに、さっき飲んだばかりなのにまた欲しがってる…!
追加であげるべき?かと思えば、今度は5時間くらい寝ている。
授乳のために起こしたほうがいいのかな?とか。

はじめての育児だったので尚更、育児書通りにいかないと「どうしよう!」状態でした。

帝王切開での出産後すぐの身体はズタボロ、お腹の傷は痛いしマタニティブルーなのか、涙をポロポロこぼしながら、夜中の授乳をしたこともありました。
あらゆるお世話をしても何で泣いているか全く分からなくて、可愛いはずの子どもの泣き声が怖くなったこともありました。
本当に、泣き声を聞くたびに「勘弁してよ…」と恐怖だったことを思い出します。

母乳が思うように出なくて、泣く泣く混合育児に切り替えたこと、そして最終的に完全ミルクになったこと、今考えたらミルク育児だってすくすく育ってくれればいいのに、罪悪感でいっぱいになったりしたこともありました。

今思うと、母親である私がしっかりと育てないと!という責任感、使命感が強すぎて自分を苦しめていたんだなぁと分かるんですけど、その時は必死すぎて本当に悩みました。
そして何度も泣きました。

赤ちゃんの泣き声が怖い!と思うなんて、母親失格だ、母性が欠落してるんじゃないかと落ち込んだりもしましたが、ネットで調べたら、同じような悩みをもったお母さん方が大勢いらっしゃるみたいですね。
自分一人だけじゃないし、産後のホルモンバランスの乱れのせいも大きいです。あまり自分を責めすぎないでくださいね。

子育ては大変だけど…ひとりぼっちじゃない!

私はすでに両親ともにいないので、里帰り出産という選択肢はありませんでした。
義実家にお世話になるという選択肢があったのかもしれませんが、余計に疲弊してしまう気がして、主人と一緒に2人で頑張ろうと決意しました。

しかし、はじめての子育てで里帰りもせず大丈夫なのか、妊娠中とても不安でした。
なので、住んでいる自治体の両親学級に参加した時に、助産師さん、保健師さんに不安な点を相談しました。
出産後の大変な時期には、ヘルパーさんに割安な金額で来てもらえることを教えてもらい、結果、帝王切開での産後2か月ほど、とても体調が悪かったので、ヘルパーさんに家事をお願い出来てとっても助かりました。

また、両親学級で親身に話を聞いてくださった助産師さんがずっと心配してくださっていたようで、産後、新生児訪問として家に来てくれました。
その時も、子どもの体重の増えが悪いこと、母乳の出が悪いことなど、悩んでいたことを沢山聞いてもらえ、産後すぐの孤独な時期に、気持ち的にとっても救われました。

新生児のお世話って、とっても幸せなふわふわした気持ちなんだとずっと思っていたんですけど、実際には、首も座っていないし、何をしても泣き止んでくれなくて、意思の疎通も取れなくて、戸惑うことや不安なことのほうが多かったです。
新生児が家にいると、出かけるのは難しいですし、気分転換もなかなか出来ません。
日中は赤ちゃんと二人っきりの日が続き、気分が落ち込みがちでした。

そんな時、誰か大人の話し相手がいてくれることが本当に有難かったです。

主人も、産後1か月はなるべく早く仕事を終え直帰してくれて、沐浴の手伝いや夜の授乳をよく手伝ってくれました。
本当に助かったし、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

里帰り出産されてる方も多いと思いますが、産後1か月ほどして自宅に戻ってきたら、きっと急に孤独感や一人でうまくやっていけるかな…と思われると思います。
大変な時は、倒れたり爆発する前に自治体のサポートを利用したり、ご主人に甘えたりしたっていいんです!
育児の悩みなんかは、新生児訪問などを利用して、助産師さんや保健士さんに聞いてもらうとか。

あとは、私は夜に時々主人に自由時間をもらって、近所のコンビニに10分ほど行かせてもらって雑誌を立ち読みしたり、コンビニスイーツを買って帰ったりして、ちょっとだけ休憩していました。

今振り返っても、新生児期からの2、3か月は大変でした。
けれど、それを過ぎると赤ちゃんもすくすく成長して、「育児って楽しいな!」と思える瞬間が増えてくるはずです。
そのうち、赤ちゃんと外出する機会も増えて、同じくらいの月齢のお子さんがいる他のママさんなんかと話をしたり、短時間ならお茶したり外食したりすることも出来るようになりますよ♪

たった2、3か月の間くらい、迷惑がかかるから…なんて思わず、頼れることは頼れる人に頼って、家事なんかは手を抜いちゃいましょう!
ご飯はお弁当やデリバリーで大丈夫ですよ!

「大変なのは今だけ、数か月後にはきっと楽になる!」
別の大変さも出てきますが、ママも成長します!
これを信じて、頑張りすぎないように赤ちゃんとの時間を大切にしてくださいね!

まとめ

今回のテーマをまとめると、
1.他の人から聞いていた子育て体験談と、実際は全然違っていたし、想像以上の大変さだった。
赤ちゃんの泣き声が怖くて母親である私も赤ちゃんと一緒に泣いたこともありました…

2.子育ては独りぼっちじゃありません!
行政や、身近な家族の助けを受けて、独りぼっちで頑張りすぎないで!

必ず大変な時期には終わりが来ます。
そして、赤ちゃんの成長が愛おしくなります。
不慣れな子育て、何が大変だったかと思い出してみると、今でもその時のことを思い出すと涙が出そうになることがありますね…
けれど、大変な時期ではありますがとってもかわいい時期でもあります。
私は、第一子ということもあってか、大変なことばかりにフォーカスしてしまい、可愛い時期を十分に堪能できていなかった気がします。
今考えると本当にもったいない!!

一度しかない、我が子の新生児期を楽しみながら、ママも一緒に赤ちゃんと成長出来たらいいですよね。
頑張りすぎず、肩の力を抜きながら育児を頑張ってくださいね!