好き嫌いが激しい人の特徴3つと、上手な付き合う方法

「好き嫌いが激しい」とはどういう人のことをいうのでしょう?
誰にだって好き嫌いの感情があって、それはもちろん悪いことではありません。
人間は「感情の動物」とも言われますが、それは、「感情」が人間の行動の最大の動機になるからです。

例えば、ダイエットや禁煙などで「頭ではわかっている」「続けた方がよい」とわかっていることであっても、そのこと自体が「楽しい」と思えなければ毎日は続けられないですよね?
逆に、好きであれば多少の無理があっても、頑張って成し遂げられてしまうこともあります。

好きとか嫌いと言った「感情」は人間にとって、とても重要な心の働きなんです。

ただ、そのこだわりが強過ぎて、固執するあまりに他人にも強要することになったら…。
その人は「好き嫌いが激しい」と言ってもいいのかもしれません。

もしも感情が激しくて、時には気に入らない人を攻撃してしまうほどの人と付き合うことになり、何をするにも「これはどうかな?」「これなら大丈夫?」とお伺いをたてなくてはいけなくなってしまったらどうでしょうか。
まるで接待みたいになって、「しんどいなぁ」と思ってしまうと思いませんか?

そんな好き嫌いが激しい人の特徴3つと、上手な付きあい方をご紹介します。

人の好き嫌いが激しい

ほかの人があまり気にならないようなことでも、「あの人のここが許せない!」と欠点を厳しく追及するような人は、人の好き嫌いが激しいと言っていいと思います。

好き嫌いが激しい人は自分のこだわりが強いので、普通であれば嫌いにならないような多少の欠点であっても、許すことができません。
そして、相手の欠点ばかりを探すようになり、常にその相手を否定的な目で見るようになります。

誰かがその人の事を褒めていても「でも、以前こんなことがあったよ…」などと、嫌悪感をあらわにするのです。
相手の良さを認めることは自分の考えが間違っていると思うことになるからです。

自分の付き合いやすい人としか付き合わない…それ以外の人は敵視する。
なんとなく、身勝手でわがままな、子どもっぽい人、という印象がありませんか?

しかも、他人を否定しているのを聞くと「今は仲がいいけれど、何か気に入らないことが起きたら、いつか自分も言われるんだろうな…」と考えて警戒してしまいますよね。
実は本人も損をしているのですが、好き嫌いの激しい人はそれでも自分の主張を変えることはなく、あまり気にしないようです。

食べ物の好き嫌いが激しい

私が共通の趣味を通じて知り合った友人とグループで食事をしていた時の事です。

その友人は運ばれてきたサラダを見て、「オエェェー」と言ったのです!
その時知ったのですが、トマトが苦手だったそうです。
食べ物が苦手という事よりも、人が頼んだものにそういう反応ができることに驚きました。
「食べられていいな、私は苦手だから…」というような言い方なら印象が全然違いますよね?

その友人は偏食で、魚は一切ダメ、野菜も一切ダメ、ハイボールは生のレモンを入れないと飲めないので、生のレモンを何皿も追加注文する…といった具合でした。
道を歩いていても、お店の前を通り過ぎた時に「これは食べられない」としょっちゅう伝えてくるので、その友人がいる食事は必ず居酒屋かファミレスなど、沢山のメニューがある店を選ぶようになりました。

もちろん、大人なので何でも食べなければいけないとか、好き嫌いがあってはいけないとは思いませんが、あまりに激しいと、一緒にいるのに気を使って「ちょっと面倒臭いなぁ」と思うこともありました。

好き嫌いの激しい人の特徴としては、自分の好みがはっきりしていて、それ以外は頑として受け付けないところがあります。
特に食事になると、絶対にうけつけないので合わせなければいけないほうがストレスを抱えてしまう場合が多くなります。

相手に合わせることが苦手

好き嫌いの激しい人は、相手に合わせることが苦手です。
本来はちょっと自分の好みに合わなくても、相手に合わせることで人間関係をスムーズにしていけるのですが、それができません。
自分の気持ちを大事にすることが一番重要だと思っているからだと思います。

実は、私はちょっと驚いた経験があります。
友達が結婚することになり、披露宴をする予定だから来てねと言われたのですが、ある友人がその場で
「私はバンドの○○が好きだから、そのバンドのライブのない日にしてね!」
と言ったのです。

その場にいた数人の空気が一瞬凍ったように感じましたが、本人はいたって平気で、「ライブと重なったら欠席するからね」と続けました。

たとえ仲の良い人でなくても、言い方があるのでは…と思いましたが、言った本人は数か月後にほかの友人にも同様の発言をしていたので、その人にとってはそれが当たり前なんだと思いました。

こだわりや好き嫌いが決して悪いわけではありませんが、相手を許したり、譲ったりというのも人間関係には大切だと思います。

好き嫌いが激しい人とうまく付き合うには?

好き嫌いが激しい人であっても、決して思いやりがなく、優しくない、というわけではないですよね。
ただ、「自分が一番」という気持ちが強いので集団になるとわがままな面が目立ちます。

そんな人とうまく付き合うコツですが、まず一番大事なのは、いつもニコニコと接することです!
相手の考えに否定的じゃないよ、と態度で伝えること。
これが実は、効果絶大だと思っています。

そして、相手が何かを批判していても「へー、そお?」と相槌を打って、決して否定も同調もしない事です。
合わせられることは合わせながら、できない事には毅然とした態度をとって、何を言われても、「それが何か?」と自分を平然と保ち続けることです。

自分にだって好き嫌いの感情がある以上、棚に上げて考えるわけにはいきませんよね。
なので、「好き嫌い」の激しい人と付き合うときには、相手を認めながらも振り回されないことが大事なんです。
物理的にも精神的にも適度な距離感をキープして、相手の好き嫌いの渦に巻き込まれてしまわないようにしましょうね。

まとめ

いろいろと書いてきましたが、まとめると…

好き嫌いの激しい人の特徴3つ
1:人の好き嫌いが激しい
2:食べ物の好き嫌いが激しい
3:相手に合わせることが苦手

そして、うまく付き合う方法
・いつもニコニコとして、相手に否定していないことを伝えること!
・合わせられることとできないことを自分の中で明確にすること!
・適度な距離をキープして相手の感情に巻き込まれない事!

好き嫌いが激しい人は、「好き」な事にはすごいパワーを発揮します。
味方になったらこんなに心強い人はいない…そう思う時もあるでしょう。
でもひとたび「嫌い」となると、絶対に受けつけてくれません。

適度な距離をキープしながら相手を理解して合わせていくのが、長く付き合っていくコツではないでしょうか。