暑中見舞いを頂いたら返事は必要なの?失敗しないマナーとは!

夏の暑~い時期に届くお手紙と言えば「暑中見舞い」。
何かと疲れやすく体調を崩しがちな季節に、涼しげな絵柄の暑中見舞いが来ると嬉しいものですよね。
でも、自分が出していない人から暑中見舞いが届いたら、返事をするべきか迷ってしまうことってありませんか?

今や年賀状ですらメールで送れる時代。わざわざハガキで返事を出すべきなのか…考えちゃう場合もありますよね。

送っていない相手に返信する必要はあるのでしょうか?
送る時に気を付けた方が良いことは何なのでしょうか?
暑中見舞いの返信に対する疑問を解決します!

暑中見舞いを頂いたら返事は必要?そもそも暑中見舞いって何?

「暑中見舞い」は書くことも、頂いたものに返事をすることも強制ではありません。
では、どう対応していけばいいのか…それは「暑中見舞い」とは何かを知ればわかります!

「暑中見舞い」は、もっとも暑さの厳しい夏の時期に相手の安否をうかがったり、自分の近況報告をするために出す「挨拶状」です。
例えば自分が「おはようございます」と挨拶しても無視されてしまったらどうでしょう?
ちょっと気持ちがどんよりしてしまうかもしれませんよね。

それと同じで、暑中見舞いは礼儀として「相手と交換するもの」という考え方なので、受け取ったお見舞いに返事を書かないと失礼にあたってしまうのです。
特に目上の方から頂いた場合は、なおさら返信をするように気を付けていきましょう。

暑中見舞いを頂いたら返事は必要?失礼にならないためのマナーとは?


返信をする時に失礼にならないための守るべきマナーは4つです。

1.受け取ったことをきちんと書く

受け取ったことへの御礼を書くことは大切です。
文面でいえば、
「ご丁寧な暑中お見舞いをいただきまして、大変恐縮に存じます」
「心のこもった暑中お見舞いをいただきまして、厚く御礼を申し上げます」
「先日は暑中お見舞いをいただきまして、大変ありがとうございました」
などです。

書かれていないと、相手も届いていないのか不安になってしまうかもしれませんよね。
その次には、相手の様子が分かっているので相手の健康を喜ぶ文面と、頂いた感想をかけたらいいでしょう。
続いて自分の近況を書けば、自然な流れになります。

ポイントはやはり「挨拶のやりとり」を意識することです。
一方的にならないように、頂いた暑中見舞いに対する言葉を入れていきましょうね。

2.ハガキにはハガキで返事をする

相手がわざわざ手紙を書いてくれたことに対しての感謝を示せます。
普段はメールでのやりとりが基本であっても、ハガキにはハガキで、が基本です。
特に目上の人に対しては、くれぐれもハガキで頂いた御礼をメールで済ましたりしないように気を付けましょう!

ただし、友だち同士で「急いで」返信する必要がある場合にはメールでもいいかもしれません。
より丁寧に対応するべき相手かどうかを判断して、臨機応変に使い分けていきましょうね。

3.できる限り速やかに返事をする

暑中見舞いは季節の挨拶なので、頂いてから1週間以内には出すといいでしょう。
暑中見舞いを出した相手にとっては、「書いているその時が最も気持ちがこもっている」からです。

日が経つにつれてその気持ちは薄れていきますので、頂いてから間を開けないことが円滑な人間関係を築くポイントです。
また、立秋(8月7日頃)を過ぎると「残暑見舞い」となりますが、これは出した日にちではなく、相手に届く日にちで考える事にも注意しましょうね。
「暑中見舞い」として出すときには少なくとも立秋の2日前にはポストに投函しておく必要があるんです。

また、「暑中見舞い」を頂いて「残暑見舞い」で返信するのはどうか、という点では、結論から言うと問題ありません。
ですが、「暑中見舞い」は約1ヶ月間、「残暑見舞い」は約3週間という出せる期間があります。
あまりにも遅い返事は失礼になってしまうので、やはり避けた方がいいですよね。

4.時期ごとに挨拶を変える

季節の挨拶として、その時にもっともふさわしい時候の挨拶を書きましょう。
7月ならば盛夏、向暑、猛暑、酷暑、炎暑、大暑、
8月ならば晩夏、季夏、残暑、初秋、新涼、立秋、秋暑、残炎
など。
個人的な感覚としては8月もまだまだ盛夏や猛暑と言いたい気もしますが、暦の上での挨拶なので上手に使っていけたらいいですね。

まとめ


暑中見舞いを貰ったら返事を出すのか?という疑問に対しては…

1.暑中見舞いは「挨拶状」。頂いたら返事を書こう!
2.失礼にならないためのマナー4つを守って、円滑な人間関係を築こう!

人と人が付き合ううえで、マナーは欠かせないものです。
マナーとは相手への心遣いです。

暑中見舞いを頂いた事への感謝を伝えたり、健康を気遣うことができるのが暑中見舞いです。
さらには相手の住む地域の暑さを思っての表現をしたり、近況報告への言葉を添えたり…。
相手への心遣いを忘れなければ、無理なくしっかりとした返事がかけるはずです。
心のこもった返信をしていきましょう、きっと相手との関係が深まりますよ。

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