年齢を重ねると、出来なくなる事が増えていくなと最近感じることがあります。
例えば、最近問題になっている、高齢者の車の運転。
他にも、高齢者による、ペットの飼い方なんかも問題が大きくなっています。
犬好きの私からしたら、自分がもっと年老いた時の愛犬の事は気がかりでなりません。
最近は、犬や猫の栄養状態や治療も進んでいるので、ペットの寿命も伸びています。
私が元気な状態で愛犬の最後を看取ってやれるかと考えたら、不安がよぎります。
先日、ご近所さんで新しいワンちゃんを迎えた60代中頃のご夫婦がいるのですが、新しいワンちゃんを迎えるのにけっこう大変だったそうです。
元々は、里親希望でワンちゃんを引き取りたかったそうなのですが、年齢で駄目だったそうです。
何件が里親希望を出したそうですが、やはり高齢ということで同じように断られたそうです。
結局ブリーダーさんから子犬を譲ってもらったそうですが、それでも、ご夫婦の娘さんが後継者としてサインをしないと譲ってくれなかったそうです。
可愛そうな犬、猫を増やさないためなので、仕方ないと思いつつ、高齢になったらペットを飼えないと思うのも悲しいですね。
で、調べてみたらちょっとした工夫で、高齢者でもペットを飼える方法がありましたのでご紹介します。
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年を取ってもペットを飼いたい!飼い主に必要な10の条件
動物愛護協会が示している、飼い主に必要な10の条件を知っていますか?
自分が当てはまるかどうか確認してみて下さい。
②家族全員の合意があること
③動物アレルギーの心配がないこと
④ペットの寿命まで飼育することができること
⑤世話をする体力がありその時間をさけること
⑥高齢になったペットを介護する心構えがあること
⑦ペットを飼うための経済的に余裕があること
⑧必要なしつけや周囲への配慮ができること
⑨引っ越しや転勤の際にも継続して飼育可能なこと
⑩飼えなくなった場合の受け皿があること
年齢によって、困難な項目が変わってくると思いますが、高齢者にとって一番の不安は、自分が元気でペットの寿命まで飼ってあげられるかどうかって事になると思います。
年をとって、経済的に不安がある方は、最初からペットを飼う資格がないので諦めて頂くしかありません。
年を取ってもペットを飼いたい!高齢者がペットを飼う方法
1.子供や親戚にお願いする
子供や自分よりも若くて頼れる親戚などがいる場合は、自分が亡くなった後でもペットを引き続き飼ってもらえるよう頼めます。
ただ、住宅事情などで飼えない場合ももちろんあるので、生前にちゃんと話し合っておくことが必要です。
2.子供以外に、引き取ってもらえる方を生前に探しておく
最近は、ブログやインスタなどをしたりして、同じペットを飼っている人の交友関係が広がっています。
生前から、イベントやブログを通してお友達を探しておくのも良いでしょう。
最近は、災害などで被災するペット達をどうするかも話題に上りますよね。年齢問題だけではなく、何かあった時に助け合う事ができます。
3.ペット信託を利用する
法的には、可愛いペットに財産を残すことはできません。
しかし、間に信託会社を挟むことで、ペットに遺産を残すことができるのです。
依頼された信託会社は、その遺産を使い新しい飼い主さんを探し、新しい飼い主さんがちゃんとお世話をしてくれているかどうか見守ってくれるのです。
費用はかなりかかりますが、安心して任せられますよね。
4.ペット受け入れOKの老人ホームを探す
ペットOKの老人施設は、最近ではたくさんありますが、その多くは飼い主さんが亡くなった後のペットまでは面倒は見てくれません。
ただ、数は少ないですが、飼い主さんが亡くなった後、そのペットを老人施設のペットとして引き続き飼育してくれる施設もあります。
そのような施設あれば心強いですよね。
5.老犬ホームに預ける
高齢者で、愛犬も高齢になって世話ができなくなったり、飼い主さんが急病で亡くなった場合など、終生面倒を見てくれる老犬ホームがあります。
そういう施設を利用するのも良いでしょう。
ただ、悪質な業者も多いので、生前に色々調べておく事が大切です。
まとめ
高齢者がペットと暮らすことは、笑顔が増えたり、ストレス軽減になったりメリットがたくさんあります。
できれば、大好きなペットとずっと一緒に暮らしたいですよね。
工夫をすれば、年を取ってもペットと暮らせるさまざまな方法が見つかってきます。
1.子供や親戚にお願いする
2.友人や知人に託す
3.ペット信託を利用する
4.ペットOKの老人ホームへ入居する
5.老犬ホームを活用する
ただ、自分の気持ちよりは、残されたペットが悲しい思いをさせないことが一番大切です。
無理せず、ある年齢がきたらペットは飼わないと諦めることも大事かもしれませんね。
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