私の両親ははっきりいって「毒親」です。
高校でいじめられていた時、「学校に行きたくない」と言ってるのに、わざわざ学校まで車で送り、「絶対教室に行くのよ」と言い残して去っていったり、結婚した時も私の意見も聞かず結婚の予定日を決めたり、結婚後に旦那からDVを受けて警察沙汰になった時も、数日で「帰れ」と言われたり…。おかげさまでうつ病になり働けなくなりました。
今はそんな実家で暮らしていますがもう振り回されっぱなしです。
では、毒親はどのような影響を子供に与えるのでしょうか?
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「毒親」って何?毒親の特徴や子供への影響は?なじみのあるパターンをくりかえしてしばられる
子どもにとって幼い頃から影響を受けるのが親です。
その結果、知らず知らず同じ環境や人間関係を求めてきます。
私の母は国立大出身のキャリアウーマンでした。
そんな親を見て育つと「私も大学に行かなくちゃ」「私も会社で働かなくちゃ」とい気持ちのようなものがふつふつとわいてきて「会社に行けない私はダメ人間だ」と知らず知らずのうちに思ってしまいます。
私も無意識に親と同じ業界・職種にひかれていたのだと思います。
毒親のパターンは多種多様で、攻撃的、ネグレクト、自己愛的、薬物乱用、罪悪感で人を操るなどがあります。
ネグレクト以外はほとんどあてはまっています。
アメリカのニュース「CNN」よると、親と同じパターンの行動をする相手をみて「これはまずい」と距離を置くことができる毒親育ちの子供もいるようですが、たいていその逆になりがちだとか。
無意識のうちに毒になる行動を愛情ある行動と思いこんだまま恋愛関係で傷つけあうような関係を築いてしまいます。
「毒親」って何?毒親の特徴や子供への影響は?無償の愛を信じられない
自己愛型の毒親の子供に多いのがこのタイプ
自己愛型の親にとって愛とは常に条件付き。
どれだけ親が自慢できるかどうかが子供への愛に直結するというものです。
以前、不登校の中学生の勉強を見ていた時、親に「やっと自分の子ども(私)が家庭教師してる、って他の人に言えるようになったよ」と言われました。
その時私は愕然としました。
今まで家でいろいろ手伝いをしてきたのに、それは仕事じゃなかったのかとショックを受けてしまいました。
アメリカの新聞『The New York Times』電子版によると、親の価値観の成功を得なければ、愛が与えて盛らなかった子どもたちは自分の価値を認められることが難しく、親との関係が気まずくなることもあるようです。
また、自分の子供とも気まずくなることもあり、まったく連絡をとらなくなることもあるようです。
条件付きの愛しか知らなければどうなるのでしょう。
成功するしないにかかわらず、あなたを愛するというパートナーがいてくれても、どういう意味なのかわからないかもしれません。
実際、私は結婚の話まで出ていた人を信じ切れませんでした。
むしろおびえていたのかもしれません。
それで、一度婚期を逃してしまいました。
無償の愛の経験がない毒親の子供にとっては奇妙でおかしく思えるでしょうが、当人にとっては深刻な問題です。
「毒親」って何?毒親の特徴や子供への影響は?自己重要感を保てない
自然な自己重要感は健全な人間関係を築くために不可欠のはずですが、毒親の子供はこの感情を維持するのに辛い思いをしがちです。
「毒になる親」の著者であるスーザン・フォーワードは毒親の子供には不思議な概念があると書いています。
自己の認識があって初めて自己重要感があるのですから、自己重要感を保つことがどれだけ生きづらいか、当人にはちょっと想像しにくいかもしれませんね。
「価値がない」「価値は条件次第」、と親から言われてきた子供が大人になったとききっと戸惑うでしょう。
「毒親」って何?毒親の特徴や子供への影響は?パートナーを信頼できない
毒親の家庭はたいがい不安定です。
親は気まぐれで怒りっぽく、育児放棄や不機嫌さは永続的で、誰かを信用する経験を育みづらい環境でしょう。
このパターンを破るのは難しく、アメリカの健康情報サイト「Everyday Health」によると、虐待を受けた子供のおよそ3分の1は大人になったときに同じような虐待をしてしまいがちなのだそうです。
毒になる環境にいる子供は、近しい人と信頼しあう関係を持つ経験がなく、不安定で混乱した人間関係の中にいます。
周囲から自分の気持ちを空き乱される経験が長いとパートナーもそういうものだという感覚から抜け出しにくくなるようです。
まとめ
毒親からの影響は、
・なじみのあるパターンをくりかえしてしばられる
・無償の愛を信じられない
・自己重要感を保てない
・パートナーを信頼できない
もう30代もなかばになろうかというのに、実家で過ごしている自分がとても情けないと思っています。
もちろん仕事はしていますが、親としては外で働いてほしいと思っているようです。
でも「フルタイムで働くには、体調もしっかりしないので無理だと思う」と何度も説明しているのにわかってくれません。
でも、今のままでいこうと思います。これしか生きる道がないからです。
こんな子供や大人たちを増やしたくはないです。
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