結婚して、やっと授かった我が子を、誰もが可愛がってくれていた矢先、「具合が悪い」と言い倒れたお義母さん。
すぐ救急車を呼び、病院へ向かって医師から「くも膜下出血の為、緊急手術をします」と告げられました。
家族みんな「助かってほしい」と願っていました。
願いがかなったのか、お義母さんは、不幸中の幸いで助かりました。
「介護は嫁の務めかな?」と言っていた夫ですが、いざ、リハビリを終えてお義母さんが帰ってくると、夫は「介護はお前がやれ!!」と。
「さぁディサービスを使ったりしよう!」と、色々段取り組んでいた私は、何を言っているのか全くわからず…。
夫はさらに「お義母さんを見るのはお前しかいないのだから、ディサービスを利用しなくてもお前がやれば問題ない。得たいのしれない人に見てもらうより、お前が見ていたほうがいい。」などと言いだしました。
私は「子供も見て、家事もして、お義母さんの面倒もみて…って、しかもディサービスを使わなかったら、保育園もあるし、仕事もあるのにどうすればいいのよ…」と、喧嘩になりましたが、もうやるしかない状態で、仕方なくディサービスもお断りして、自宅で見る事になってしまいました。
介護と育児と家族との板挟み
仕事はもちろん続けられるわけもなく、退職願いをだしました。
子どもは、私が介護しているという名目で、保育園に預けることが出来ました。
だけど、ちょくちょく保育園からは緊急電話…。
「お熱があるので…、お迎えお願いします。」
迎えに行くにも、お義母さんを置いていくわけにいかないため、お義父さんにお願いしたが、パチンコ行って帰って来てくれない…。
何度もお願いしたが、結果無理。
そして、夫に電話。
「申し訳ないけど、保育園から電話来て病院に連れて行かないといけないけど、その間お義母さんみてもらうのに、早退してくれない?」とお願いしてみたが…
「お義父さんに来てもらえ!」と。
その言葉に苛立ちさえ覚えたのを、今でも覚えている。
もうどうすることも出来ないから、近くに住んでいた友達に、バイト料を支払い、お義母さんを見てもらうことにした。
「嫁が見るのが当たり前の時代は、遠い昔の話だよ…。」と爆発寸前でした。
「ダブルケア」はもう限界!!!その行く末は?
「もう我慢できない。イライラも収まらない。収集がつかない。」と心の叫び…。
夫とお義父さんへぶちまけてしまいました。
「もう私何を言われても、お義母さんの為にディサービスを使います」
「お義父さんパチンコに行っている場合ですか!?」
「お義母さんの介護はお前がやれというけれど…、私だって息を抜く時間が欲しいし、育児にも手が回らない。」
「家族なのに協力もしないで、やれやれって嫁に押し付けておかしくないですか?」
「リハビリだってつづけなければならないのだから、自宅でやれることには限りがあるの!!!」
堪忍袋の緒が切れるとはまさに、この事なのでしょうか…。
結果、私の思った通りの形で、今はお義母さんをみています。
最近やっと、お義父さんも、夫も育児や介護に協力してくれるようになりました。
とは言っても「スタートラインに立ったかなぁ~?」くらいのレベルですが…。
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まとめ
シンプルに「介護」は本当にいつ来るか分からない。
もしかしたら「育児」と重なるかもしれない。
だからこそ備えとく事に、越したことはないですよ!
家族とよく話し合わずにいると、結果嫁1人の負担になったり。
育児と介護のダブルケアの過酷は本当にノイローゼ―になるくらい精神が追い詰められてしまいます。
嫁が見るのは当たり前の時代はもう終わった…。
冷たいかも知れないけれど、プロに任せる事でバランスを保てることもあるということ。
そして、協力・話し合い・理解がないと、まず家での介護は難しくなりますし、限界が来ます。
ちょっとでも家族が協力してくれたら、「ありがとう」は忘れずに!
家族全体を見守るこれきっと大切…。
そして、何より嫁が元気じゃないと、家が明るくならない!
任せるとこは任せて、やれる所を快くしてあげたらいいのだと感じております。
心身ともに元気でいる事が、笑顔の秘訣かもしれないですね。
私の経験が、誰か一人にでも役に立っていただけますように。
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