保育士の方は、毎日子どもたちと関わる中で、いろんな子どもたちがいると思います。
やんちゃな子・おとなしい子・すごくおしゃべりな子・・・など、その中でも100人に1人の割合で産まれてくる双子の子どももクラスの中にいると思います。
とくに一卵性双生児は見た目もそっくり!声もそっくり!見ているだけで癒やされると思いますが、その中でも保育園の中で一緒に生活していく中でどっちがどっち?混乱してしまった経験はないでしょうか?
保育士の私も何回かクラスの中に双子の子がいましたが、見分けるの大変でした。
その時に見分けるために工夫したことや、双子のお母さんに聞いた見分け方を紹介したいと思います!!
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お母さんに聞いてみた見分け方!
私が、3歳児のクラスの担任をしたとき、クラスの中に女の子の双子がいました。
私はクラスの中に双子の子がいる経験は初めてでした。
しかも、一卵性双生児だったため、毎回間違える!(苦笑)
「え??どっち?」と混乱してしまうことが多かったです。
そんな時に先輩保育士が「お母さんに見分け方思い切って聞いてみたら?」と言ってくれたので、早速聞いてみることにしました。
そしたらお母さんは優しく丁寧に教えてくださいました。
*やっぱりお母さん!すぐに見分けられるようになる!?
お母さんも初めは見分けられるかどうか不安に思っていたそうです。
出産後の入院中は、足にタグが付けられているみたいで、それで見分けていたそうですが、その間にだんだん見分けられるようになるだとか・・・・。
抱き心地だったり、泣き声や動き・仕草が少し違ったりしたので、区別が自然とつくようになったそうです。
お母さんは泣き声でもうどっちか分かるほど!!
泣き声だけで・・・!すごい・・・・!
さすが母親だと感じました。
*間違わないように目印を
その一方、お父さんは見分けられるまで時間がかかったみたいで・・・(苦笑)
初めどっちがどっちか分からず混乱していたから、お父さんが慣れるまで洋服を色違いにしたり、哺乳瓶などの持ち物を色違いにしたり・・・
大きく見分けられるようにしていく中で、お父さんも自然と見分けられるようになったそうです。
慣れるまでが大変ですね・・・。
お母さんの理想は、同じ服を着せて双子コーデをさせてあげたかったそうですが、それでは見分けがつかない!!とお父さんは反対・・・・。
また、実家に帰ったときも、おじいちゃん・おばあちゃんも混乱してしまうはず!!
そのためにその子に合わせた、カラーを決めていたそうです。
また、髪型を変えるなど片方だけヘアゴムを付けるなどなど・・・・目印としていろいろ工夫されていたそうです。
保育園でもさっそく実践!!
お母さんから聞いた話で、私はさすが母親だなと感じました。
すぐに見分けが付けられるようになるとは・・・!
そこで、私もお母さんが工夫されたことを参考に、クラスでも実践してみようと思いました!!
*まずは見た目から!!
まず、登園したとき必ずどっちか、服装・姿をよく見ることからはじめました。
「あっ!今日、こっちはピンクでこっちは青色なのね・・・・!」と服装を見てどっちがどっちか見ておくことからはじめました。
そうしていく中で、この子のカラーはピンク・この子のカラーは青・・・と二人のテーマのカラーは何色かを理解することが出来ました!!
しかし、体操服は園の指定の体操服だったため、見分けがつかない!!
その見分け方として、髪型を変えてみました。
片方はひとつ結びにしてもう片方はふたつ結び、のように髪型を変えたりしました。
たまに、どっちがひとつ結びだったけ?と混乱することがありましたが、そこは気をつけながら・・・・。
保育園の生活の中でも見分けるために工夫をしていきました!!
*それから自然と・・・
見た目で目印を付けて見分けていく中、段々自然とその子の性格・仕草・雰囲気だけで見分けられるようになりました。
また、お互い個性が全く違って、双子なのに違うんだ・・・!!と発見することもしばしば。
双子だから・・・と2人が何でも一緒と思ってしまうのではなく、一人ひとり個性がしっかりとあるのだな・・・と感じました。
私がいかに子どもたちの個性をしっかりと見ていないかを気付かせてくれたのかもしれないです。
双子だから分からない!!ではなく、その子一人ひとりの個性をしっかりと見て、保育者はいかにその個性を伸ばせるか・受け止めることが出来るかが子どもたちと関わるためのポイントになってくると思います。
教えてくださった双子のお母さんは産まれて関わる中で、その子の個性をしっかりと理解していたんでしょうね。
まとめ
私の経験からまとめると・・・・
- 見分けるためにはまず、目印を!!
- その子のテーマカラーを決める!!
- その子の個性を見つけることで見分けられるようになる!
私が考えることは、見た目から見分けられるように工夫することも大切ですが、その中でも保育者はその子の個性をしっかりと見てあげることで双子の見分けも出来ると思います。
この経験で双子だけではなく子どもたち一人ひとりの関わり方・見方が180度変わりました。
そう気付かせてくれたのも、初めてクラスでもった双子の子たち・親切に見分け方を教えてくださった双子のお母さんのおかげだと感じています。
私にとって素晴らしい経験が出来た3歳児のクラスでした。
皆さんも私の経験を元に、実践してみてください!!
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