スマホが普及するのと同時に、子育ての場面でスマホを使う機会も増えてきました。
電車や病院の待合室などで周囲に迷惑にならないように、小さい子供にスマホを与えているお母さんの姿も見かけるようになりましたよね。
私も、娘にどうしても静かにしていて欲しい時、スマホで好きな動画を見せることがあります。
でも子育て支援センターに行った時、貼ってあるポスターに、
「スマホに子守をさせないで!」
と大きく書かれてあり、子供の視力や発達への影響がとても不安になってしまいました。
スマホを見ることによって、子供にはどんな影響があるのでしょうか?
その影響と対応策をご紹介します!
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視力への影響
0歳~6歳までは、目で見たものを両目でバランスよく見たり、ピント調節をする脳の機能が発達する時期だそうです。
まだまだ未熟な子供の脳にとって、スマホは短時間なら問題が無くても、長時間見せるのは避けた方が良さそうです。
また、子供は大人と違って「目が疲れた」「ぼやける」といったことに気づきにくいんです。
スマホを見るときは30センチ以上離して時間も15分程に抑えることや、車など振動のある所では見せないようにも注意が必要です。
会話を理解してスマホを楽しんでいるようでも、子供の脳や体はまだまだ大人とは違って発達の途中です。
例えばスマホを見たら、そのあとは外遊びをさせるといった工夫を心がけるといいのではないでしょうか。
発達への影響
スマホを見ている時とほかの遊びをしている時とでは、子供の心にどんな違いがあるのでしょうか?
実は…遊んでいる時の子供は、心の中で
「今はできない、でも、もうすぐできる!」
というチャレンジの気持ちでいっぱいなんです。
積み木が3つしか積めなかったら5つ積もうと思っている。
もっと高く、もっと沢山ジャンプしようと思っている。
お絵描きは、色々な色を使おうと思っている、また、色をそろえようと思っている。
などなど…。
遊びは、何らかの行動があって成り立っていますよね。
また、人と触れ合うことで成り立つ遊びもあります。
どちらにしても遊びは一方的なものではなくて、やりとりがあって、それが子供の心の栄養になっていくんです。
でも、テレビやスマホはそのどちらでもなく、一方的に与えられるものですよね。
スマホは短時間なら影響はないと言われていますが、人格を形成するにあたって使い過ぎないように注意が促されても不思議ではありませんよね…。
やっぱり、忙しくても、少しでも一緒に遊んであげることが大事です!
その方が子供だって嬉しいんですよね。
睡眠の質が低下する
寝る前にテレビを見ていると眼が冴えてしまってなかなか寝付けないという経験はありませんか?
テレビやスマホなどの電子機器から出ているブルーライトは、人間の目でとらえられる光の中で最もエネルギーが強いんです。
この光は角膜や水晶体では吸収されず、直接網膜に届きます。
その刺激で、頭が夜になったことを認識できずに、夜眠れなくなってしまうんです。
子供は、規則正しい生活のリズムが成長に影響します。
あまり夜更かししないように、夜になったらテレビやスマホは消して、暗い中で睡眠をとるようにしていきたいですね。
対応策でスマホを上手に使おう
色々と心配の多いスマホですが、やはりどうしても使わざるを得ない場合もあるかもしれません。
また、IT時代を生きる子供たちにとっては、避けては通れない必須のツールでもあります。
そこで、子供にスマホを持たせる時の対応策をご紹介します!
まず、【スマホを使う時のルールを決めておく】ことです。
例えばですが…
①大人のいるリビングで30分
子供が一人っきりでスマホを使わないようにすることがポイントです。
②自分の本当の名前は使わない
アプリなどでも“ニックネーム”を使うことを約束して、プライバシーを守り、犯罪からも守る工夫をします。
③安全なアプリを選ぶ
アプリには専門家が監修した教育のためのものから、一般の人が練習のために作成したものまで様々です。
親が一度使ってみてから、子供に使わせていいか判断しましょう。
などです。
また、成長に従ってルールを変えて行くときには、何故ダメなのか、どうしてこのルールが必要かを必ず話し合って、理解してもらうことが大切です。
またその他に、【ブルーライトをカットするフィルム】も売られています。
目の疲れが軽減されたと言う意見もあり、ママも少しは安心できるので、気になる人は使ってもいいと思いますよ!
まとめ
子供がスマホを使うことについて、色々書いてきましたがまとめると…
- 視力への影響は?
- 発達への影響は?
- 睡眠の質が低下してしまう
- 対策をして上手に使おう
子供にスマホを見せても、短時間だったらそんなに心配はいらないようです。
ポイントは、ズバリ、長時間見させない事です!
何でも偏るのは良くないですよね。
“スマホだけ” “テレビだけ”に限らず、“読書だけ”などにも偏るのではなくて、沢山の経験をさせてあげることが大切なようです。
子供時代は長いようであっという間です。
子供が小さいうちは少し頑張って、スマホを使う時間を大人が管理しながら、少しの時間でも一緒に過ごすことが大切なのではないでしょうか。
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