子どもが小学生になると、友達同士でお互いの家に遊びに行ったり遊びに来たりしませんか?
お友達の家に遊びに行っても失礼な事してないかと心配になり、自分の家に遊びに来てもやりたい放題の子ども達にストレスを感じますよね。
うちには小学4年生の息子と5歳の娘がいます。
今まで田舎に住んでいて近くに友達がいなく放課後に友達と遊ぶことが出来なかったけど、最近転校したら近くに同級生が沢山いるので毎日友達と遊ぶようになりました。
初めは転校後で友達ができるか私も心配していたので、友達を連れてきたときは喜んで受け入れていました。
しかし、私が常に家に居るためか、だんだん子ども達のたまり場と化し私のストレスもたまっていき…。
このままでは同じマンションの方から苦情が出るか、私のストレスが爆発するか…という状況になったので、息子と話し合い友達を呼んだ時のルールを作り、私自身子どもの友達に対して考え方を改めていきました。
それからは、友達が遊びに来てもストレスに感じることも減り、息子も友達を呼んで楽しく遊べるようになったので、その5つのルールを紹介したいと思います。
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おもてなしを教える
転校後初めて友達が遊びに来た時、バラバラに5人くらい来ました。
先に2人の友達が来ていましたが、その後別に来た友達がインターホンを鳴らすと、先に来ていた友達が大声で「かくれろー!」といい家中のクローゼットや扉を開けて隠れだし、息子も一緒になって隠れてしまい出迎えをしません。
また、友達が帰る時も残っている友達と遊んだまま「じゃーね」と一言、お見送りをしません。
今まで友達を家へ呼んだことがないから「お出迎え」「お見送り」を知らないのかな?と思いましたが、不思議に思う友達もいないので年齢的にも楽しいことに夢中になりやすいのかもしれません。
そこで息子と話し合ったのが「おもてなし」についてです。
大人のお客さんが来たときはどうするか、さすがに息子も「お出迎え・お茶をだす・お見送りをする」という流れは知っていました。
友達を家へ呼ぶということは自分のお客さんを呼ぶということ、だからお友達が来たときは隠れるんじゃなくお出迎え、必要ならお茶やお茶菓子を出す、友達が帰る時はお見送りをすることを教えました。
また、自分がおもてなし出来ない状況では、失礼になるからお客さんを呼んじゃいけないことも一緒に話しました。
それからはお友達が来た時に隠れることなく、遊んでる途中でも友達が帰る時は玄関までお見送り出来るようになりました。
これは招く側のマナーだと思うけど、子どもの場合だと勝手に他の部屋に入らない監視にもなるんだと感じました。
家の中でかくれんぼをしない
友達が遊びに来た時は決まって家の中でかくれんぼが始まります。
3LDKの狭いマンションでは隠れる場所なんてほとんどありません。
寝室もクローゼットもお構いなし、ひどい時はベッドマットがひっくり返され、引き出しにしまっていたものは全部出され、棚の中も空にされ隠れ場所となっていました。
また、見つかった時には決まって「ギャー――!!」と大騒ぎ…。
子どもの声は甲高くてよく響くんですよね…私のストレスも溜まります。
もちろんそれから「家の中かくれんぼ禁止令」を出しました。
そもそも人の家に行って、勝手にクローゼットを開けたり、寝室に入ったりするなんてマナー違反、棚の中をいじるなんて問題外!
まず、息子と話しお友達の家へ行ってもかくれんぼはいけない事と説明、遊びに来る友達にも私から「人のお家に行ったら勝手に部屋を出入りしてはいけない」ことを話しました。
それでもかくれんぼは無くなりませんが、リビングだけで棚やクローゼットをあさらず静かにテーブルの下に隠れるだけになったので大目に見ています。
近くの公園に行けばいいのに家の中がいいようですね…
騒がない
ある時息子は9人の友達を連れてきました。
決して広くないリビングに息子入れて10人の小4男子…むさ苦しいです。
娘は喜んで息子の友達と遊んでいたけど、私は居場所なくキッチンへ避難。
これだけ子どもが集まると友達同士の会話も声を張らないと聞こえない程…。
中には奇声をあげる子がいたり、怒鳴る子がいたりととにかくうるさいんです。
騒いでいた子には直接「ここは集合住宅だから騒がない様に」と注意しましたが、5分もすればまた大騒ぎ。
またまた私のストレスゲージが上昇します…。
また息子と話し合い、あまり騒がしくすると近所迷惑になること、家で友達と遊べなくなることを説明しました。
そして自分が呼んだ友達には、自分が騒がない様に注意しないといけないことも話しました。
しかし息子も「だって友達が言うこと聞いてくれないんだもん」と…まぁ、あの人数を一人で対応するのは無理だと私も思います。
それでも無理なら何人までなら自分が対応できるのか、それが家に呼べる最大人数になることを教えました。
それからは多く呼んでも5人程度、奇声を上げるような騒ぎ方はしなくなり、遊びに来た友達同士でもお互いを注意しあいながら遊んでくれるようになりました。
友達が帰った後の片付け
比較的静かに遊んでくれるようになりましたが、遊んだ時に広げたカードなどはそのまま、食べたり飲んだりしてもそのまま、中には冷蔵庫から勝手に取り出して飲んだジュースや牛乳も出しっぱなしにしてある始末…。
また、ソファーの上もリビングテーブルの上も食べかすとお菓子のゴミだらけ、息子も「あいつら食べっぱなしできたねー」とそのまま。
いやいや君が呼んだ友達の仕業だから!
息子に「お客を呼んだら片付けまでやる!これが人を迎え入れること、自分のお客さんを呼びたかったら最後まで責任を持つこと!」と教えました。
それから片付け方や、散らかさない方法を教えると、これからも友達と遊びたい一心で友達が帰った後に掃除機をかけ、使ったコップを洗うようになりました。
あいさつ
友達が遊びに来るようになってから、気になることが挨拶!
インターホンが鳴り「どなたですか?」と聞いても返事なし。
家に入る時も何も言わず、私がキッチンに立っていても声もかけず冷蔵庫を開けていく…
もちろん帰りも私とすれ違っても何も言わずに帰っていく…。
これが一人だけではなく何人か居たことに驚きました。
4年生にもなれば挨拶くらい出来るだろうと思っていましたが、数人が出来ないってことは人の家にお邪魔した時の礼儀を知らないのかも…と思いました。
私が小さい時はよく親戚の家にお邪魔していたので、母から色々教えてもらったり、大人の対応をみたりしてマナーを学んできたと思います。
今は家族で他人の家へお邪魔する機会ってあまりないですよね。
子どもだけで遊びに行くようになると、訪問した時のマナーを学ぶことはなかなか出来なくなるのかもしれません。
今までは「人の家の子に説教とか差し出がましいかな」と思いあまり言いませんでしたが、人の家に来たタイミングでしか覚えられないこともあるんじゃないかと思うようになってからは、「遊びに来てくれたら基本的なマナーは教えてあげなきゃいけないかな」と思うようになりました。
まとめ
色々書きましたが、5つのルールをまとめます。
①友達は自分のお客さん!友達が来たときは出迎え・必要ならお茶やお茶菓子出し・帰る時はお見送りをすること。
②家でかくれんぼはしない!勝手に部屋に入らない、棚やクローゼットも開けない。
③家の中では騒がない!騒がず遊べる人数が家に呼べる最大人数。
④友達を呼んだら片付けまでやる!お客さん(友達)を呼んだら最後まで責任をもつ。
⑤人の家に来たタイミングでしか覚えられないマナーは大人が教える。
以上の5つのルールを作ってからは私のストレスゲージも平穏になり、息子も家で友達と楽しく遊んでいます。
細かいところではまだまだ注意しないといけないけど、息子も約束を守ろうと頑張っている姿が見られるので、これからも家での遊び方について考えていってもらい、他の人の家へお邪魔するときのマナーの基礎としてもらいたいと思います。
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