私は以前小児科の看護師をしていました。
4歳の息子も手術のため病院に入院したことがあり、看護する方と付き添いをする親との両方を経験したことがあります。
実際に入院されたことや看護師の経験がないと、いざ入院となると何を準備したらいいか、注意点は何かなど分からないと思います。
子どもが今から入院しなくてはいけない方、子どもが入院する予定がある方のお役に立てればいいなと思います。
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子どもが入院するときに必要なものは?
子どもが入院するときに準備しなくてはいけないことは、病院や病棟のパンフレットに書かれているものにプラスαや選び方があります。
絶対的に必要なものは、パジャマ、下着、タオル、お箸セットもしくは割りばし、洗面用具、靴などがあります。
靴についてスリッパは禁止されている病院が多いです。
つまずいて転んでしまう可能性があるため、上靴がおすすめです。
年齢によってはおむつも必要になります。
年齢的なもの以外には、点滴が治療上必要な場合やベッド上での安静がどうしても必要な場合にもおむつが必要となります。
点滴をしているため水分がいつも以上体の中に入るので普段の倍おむつが必要となってきます。
子どもは少し元気になるとすぐ動き回り遊びたがります。
言ってわかる年齢であればいいのですが、そうでなければ大変です。
付き添いのお母さんたちも狭いスペースで何もない状態で相手をするのは大変でお互いのストレスにもなります。
なるべく安静にするためにもお気に入りの玩具、DVDプレイヤーなどもあるといいと思います。
状態が回復してきているのであれば、小学生などは学校の宿題を持ってくるのもありだと思います。
夜寝かせるためにお家で使っているものを持ってくるのも大切です。
皆さん絵本の読み聞かせをしながら寝かせる方が多いようです。
子どもがお気に入りの絵本を持ってくることも大切です。
あるいは移動図書館もあるので看護師に確認してくださいね。
少しでもお家に近い状態の方が子どもたちは安心して眠ることが出来ます。
お家で普段やっていることを寝る前にしてあげてください。
空調対策として私は小型扇風機が役に立ちました。
私の息子が入院したのは夏でした。
大部屋でもありベッドの位置によっては冷風がこず、汗をかいて寝ていました。
まして子供は体温が大人に比べ高めです。
手にも点滴をし、点滴やチューブが外れないように固定もしていました。
余計に暑いようで本当に汗がすごかったです。
少しでも快適に寝かせるためにも子どもの手が届かないところに扇風機を置いていました。
飲水が指示上可能であれば、準備しておく必要があります。
軽く食べられるものがあってもいいと思います。
例えばゼリーやプリン、パンなどです。
食べ物は病院によっては病棟内での飲食を禁止していたり、病気的なことから禁止していることがあるので看護師に十分確認してください。
付き添い者が必要な持ち物や注意点は?
付き添い者が必要なものはほとんど子どもと変わりありません。
あえて言えば食事です。
付き添い食を出しているところもありますが、ほとんどの病院が自分たちで用意しなくてはいけません。
食べる場所もしっかり確認する必要があります。
病室でも大丈夫なところもありますが、病棟の外の待合室で食べなければいけない病院もあります。
子どもが食事制限で食べられない場合があるからかもしれません。
靴もスニーカーではなくってサンダルとかすぐ履けるものが便利です。
検査やトイレ、洗面などサッと履けて手早くいかなくてはいけません。
付き添い者は子どもが心配でなかなか離れることができません。
そのため手早く行ける方がいいと思います。
子どもが寝ている間の暇つぶしを持っていてもいいと思います。
電子機器はきちんと相談されてくださいね。
感染力が強いウイルスや細菌の場合、予防と加湿目的も兼ねてマスクをしてもいいと思います。
付き添者まで移ってしまっては大変です。
入院している子どもが感染症の病気でない場合も付き添い者はマスクしてもいいと思います。
外から感染症を持ち込んでくる可能性もあり、入院中の子どもは抵抗力も落ちてしまっているからです。
子どもが嫌がらないのであればマスクを着用した方がいいと思います。
付き添いするにあたって気を付ける点は、父親でも大部屋で付き添いが可能かという点です。
付き添いは母親がしていることが多いです。
どうしても父親がしなくてはいけない事情がある家庭もあります。
その場合大部屋で付き添いが可能かを確認する必要があります。
個室になる場合患者側に理由があるときは個室加算をとられてしまうときがあります。
しかし病院側に理由があるときは、例えば隔離が必要な疾患や大部屋が空いていない場合は個室加算として代金は取られません。
確認しておかないと後で申請すれば返ってくるとはいえ、ビックリするお金の請求がきます。
まとめ
・子どもの年齢や疾患、安静度によってはおむつが必要となる
・安全対策上靴は上履きと制限されている病院もある
・子どもが安静を保てるような工夫が必要
・夜寝かせるための工夫や環境づくりが大切
・必要に応じてゼリーなどを準備する
・付き添い者の食事の準備食べる場所の確認が必要
・付き添い者も靴ではなくすぐ履ける履物が便利
・予防や加湿も兼ねてマスクの着用がしたほうがよい
・病院側に理由があるとき個室加算とられない
以前から決まっていれば準備もしっかりできるのですが、いきなりだと慌ててしまいます。何が必要かしっかり看護師に聞いて確認してください。
病院の入院案内にも最低限必要なものは書かれていますが、プラスαで必要なものを記載してみたつもりです。
私の経験が皆さんの役に立てて、入院している子どもが少しでも良い環境で過ごせるようにしてあげてくださいね
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