「子どもには無限の可能性がある」
そう信じて、小さいころから沢山の習い事をしているお子さんは多いことと思います。
けれど、習い始めてみたものの結局続かない・続けられないことって多々ありませんか?
無理矢理習わせてみたものの、どうもやる気を出してくれそうにない。
近所で習っている子が多いからやらせてみたけど、うちの子には合ってないみたい。
月々の月謝が高すぎる、などなど、色んな理由がありそうですね。
今回は、子どもの習い事事情、そして親が習い事に対して思うことについて見ていこうと思います。
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子どもに習い事をさせるきっかけ、理由は?
お子さんがある程度大きくなっている場合、「子どもが習ってみたいと言ったから」という理由で、習い事を始めるケースは多いかと思います。
しかし、子どもが小さい場合、ほとんどが子どもの意思ではなく親の意思ではないでしょうか。
子どもの好きなことや得意なことを見つけ、伸ばしてあげたいという理由や、身体を使う習い事であれば体力向上のためであったり、小学校に上がった時に困らないようにと塾に通わせたり…いずれも親心から子どもに習い事をさせたいと考えるのではないでしょうか。
もしくは、その習い事に対するあこがれや、近所の子がやっているからうちの子も…という理由も大いにありそうですね。
私も、昔から女の子を産んだらピアノを習わせたいな、と思っています。
ピアノが弾けることで、幼稚園や小学校の先生という将来の選択肢が増えたり、指先を使うことで脳の活性化に繋がって良いんじゃないかと考えるからです。
しかし、私が子どもの頃、ピアノを習いたかったけど習わせてもらえなかったから、自分の娘には習わせたいというのが一番大きな理由のような気がします。
けれど、主人に話したら「自分のエゴを子どもに押し付けるのは良くないよ。なんで習わせたいのか、じっくり考えないと」と言われました。
その言葉を聞いて、確かにな、と思いました。
子どもには無限の可能性があることは事実ですが、親のエゴで習い事をさせるのはなんだかちょっと違う気がしますし、確たる理由が見つからないのであれば今は習い事を始めさせる時期ではないのかもしれませんね。
親が習い事をやめさせたいのはどんな理由?
親が子どもの習い事をやめさせる理由として、「子どもにやる気が見られないから」というのはよく聞く理由ですし、ありがちですよね。
習わせてみないと分からない部分も多いですし、しょうがないかなとも思います。
中には、「経済的理由で続けさせることが出来なくなった」という場合も大いにあるかと思います。
お子さんがある程度大きくなっているのであれば大人の事情として少しは理解できるかもしれませんが、それでも、好きで通っているのであれば子どもにとってやめさせられるのは、理由が理解できず、悲しいことです。
子どもの教育費は、一説によると一人当たり1000万円~2000万円かかると言われています。
小さな頃から無計画に習い事をさせていては、将来この教育費を賄うことが出来なくなる恐れがあります。
近年、このような「教育貧乏」という家庭が増えつつあるようですが、皆さんのご家庭は大丈夫でしょうか?
習い事を続けさせるには?
「教育貧乏」になって、本末転倒しないためにも、「習い事をなぜ習わせるのか?」がとても大切だと言えそうです。
ご家庭でしっかり考えてみて、それでも習わせる価値がありそうなら習わせてみる。
けれど、お友達とのお付き合いであったり、なんとなくという理由ならやめておいたほうが良いです。
また、資金面は大丈夫そうか、事前にどれくらいかかるのかリサーチしておくことも大切ですね。
あと、少し大きいお子さんであれば、お子さんのその習い事に対する本気度も大切かと思います。
自分から「習いたい!」と思う習い事であれば、途中で投げ出さないこと、真剣に取り組むことを約束させて習わせてみてはいかがでしょうか?
自分からやりたいといったことは最後までやり遂げる力もつきますし、本気度も高いのでとてもいい経験になりそうです。
まとめ
子どもの習い事をやめさせたい理由、簡単にまとめると…
1.子どもに習い事を習わせるきっかけはなんでしょうか?子どもを想う親心は分かりますが、エゴの押し付けになっていませんか?
2.せっかく始めさせた習い事をやめさせる理由は何でしょうか。
子どものやる気が見られないから、経済的な理由から、様々な理由があると思いますが、近年、経済的理由で習い事をやめさせざるを得ないケースが増えているようです。
子ども一人当たりにかかる教育費が、1000万円を優に超える時代と言われています。
無計画な習い事は家計に打撃も与えますし、折角子どもが好きで通っている場合、子どもを傷つけてしまうことにもなりかねません。
しっかり考えて習い事を習わせてみてはいかがでしょうか?
親なら、子どもの幸せを誰もが願っていることと思います。
しっかり教育を受けさせ、社会に羽ばたいて欲しいと誰しもが思うことです。
そんな尊い想いの一つの形が「習い事を習わせること」だと私は思います。
しかし、無計画に習わせることで、結局は中途半端にやめさせるという事態に発展する可能性もありますので、周りがみんなやってるから…という安易な気持ちだけでなく、ご自身の家庭の方針を決めて、習い事をさせてあげたいですね。
大人になった時、親にしてもらったことは子どもはしっかり覚えているものです。
子どもの豊かな将来のために、親としてしてあげられることを私もしっかり考えてあげたいと改めて今、思っています。
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