介護を考えていない私には、突然の介護は未知の世界だらけでした。
私は同居暮らしで、介護とは無縁の世界で「ぬくぬく」たっぷりで過ごしていたのです。
むしろ、親の介護なんて、もっと先と考えたことがなかったのです。
いつまでも親は元気でいるのが「あたりまえ」になっていたのでしょうね…。
ところが、我が家の大黒柱の父が、突然仕事に行く途中車に跳ねられ、「生きるか死ぬか」の生死の淵を彷徨いました。
何度も手術をしては、リハビリを繰り返し、そして、ゆっくりだけど歩けるようになりました。
記憶障害も残ってしまいましたが、なんとか元気に。
「さぁー、もうすぐで退院だ!!」って時に、看護師さんから介護用品を準備しているかについて聞かれ…
「えっ?誰か準備してなかったの?」と、私。
はい。だれも準備何もしてませんでした。
とりあえず急いで、地域包括センターに連絡し、レンタルできる場所を聞いてそこから借りれるものは借りることにしました。
これは、私が介護しながらこれは便利!!買ってよかった!!と思えたものを紹介したいと思います。
スポンサーリンク
服やくつにはマジックテープがとても便利!!
今までの服を着せたいけれど、手先が思うように使えない。
足だって上がらない。
そんな時に、ピッタリなのがボタン付きのように見せかけた、マジックテープで止められるパジャマ!!
肌着もマジックテープで止められるようにできているものがありました!
普段着は予算の関係で、今まで着ていた物に私がマジックテープをつけて自作した服を着せました。
マジックテープは100均でも売っていました。
靴は少し歩かせてみて、父にあう足のアーチの形を選び、マジックテープの靴を利用していました。
今は片足ずつサイズ違いで買える靴もあり、とても便利になっています。
合わない靴は中敷きを入れるなどすればぴったりです。
なぜマジックテープかというと、固定するときにぐらぐらしないので、イメージは自分の小さい子供に合わせるような感覚で靴選びをしていました。
何よりも父の負担と介護する側の「楽」を考えた結果、マジックテープが大活躍!!
結果、父に「ありがとう」と言われ嬉しかったです!!
装具を使っている方には、左右サイズ違いで買える靴がおすすめです。
ベッドを汚さず本人も快適なトイレグッズを利用しよう!!
あれば便利な介護用品、やはり困ったのは「トイレ」でした。
我が家は父の部屋からトイレが遠く、どうしたものかと…。
オムツは当てていても、やはり自立心は誰にでもあるもので、オムツにしたくないと。
念のため、リハビリパンツを利用しましたが、基本的にはトイレを使いたいという希望にこたえるため、「ポータブルトイレ」を買うことにしたら、本人も安心して、昼夜問わずトイレに行けるようになりました。
男性用尿器は倒れてもこぼれにくいこちらの商品が超おすすめです。
そして、我が家が大活躍したのが、「ラバリーシーツ」これは、オムツからはみ出してしまったとき用防水シーツです。
父は記憶が全部ないわけではないので、「恥ずかしい」という感情がこみ上げてくるようでした。
なので、ちょっとしたこの防水シーツを使うことで、「布団汚れてないから大丈夫だよ!」
と、父に伝えることができ、4枚購入して、洗濯をしながら使用していました。
大判オムツの便利な活用法!!
年々、気候が不安定で、体温調節が難しい…。
こまめな水分補給とエアコンの使用で対応していたのですが、それでも、西日が熱すぎて、父は体調を崩してしまったときのこと。
「そういえば、アイスノンあるよね!?」と、家族に伝えたら…。
「壊れて、使えないのよ!!」と…。
アイスノン買って来るにも、なかなか外には行けないし…。
そこで思いついたのが、我が家の父には余り使わない何かの為と買っておいた予備の大判型おむつ!
それを一枚バラバラにし、透明のビニール袋にいれ、水を入れると「アイスノン」が出来上がります!!!
「えー!」と思うかもしれませんが、代用という形では最高に大判型のオムツは購入してよかった!!!!と思えた瞬間でした。
これ、のちに気づいたのですが…、寝たきりで洗髪するときも、水分を吸収してくれるから代用できます。
きっと介護はまだ先のことー!と考えてしまいますが、本当に人はいつどうなるかは分からないですよね。
「私も未だに迷ってばかり、あれでいいか?これでいいか?」
「これは喜んでくれるだろうか?」などと考えてしまいます。
でも父が笑顔で「ありがとう」と言ってくれたことが、「悩んだけど買ってよかった~」と思えた私でした。
たぶん一番は、介護される側もする側も、利用できる介護グッツはどんどん使う!!
これに限るかもしれませんね。
まとめ
長々と書いてしまったのですが、これを短くまとめてみたいと思います!
1マジックテープは優れものということ。
2トイレグッツは昼夜を問わず使用できるため心の安定につながる。
3大判オムツみたいに代用できるものは、どんどん使う!!
何も準備をしていなかった我が家だからこそ伝えられる。
「備えあれば憂いなし」ではないですが、便利な介護用品はどんどん使い、介護する側とされる側の負担を軽減して快適生活を送りましょう!!
スポンサーリンク