都会の暮らしは、マンションの隣の部屋にどんな人が住んでいるのかわからないぐらいに、人間関係が希薄と言われています。
反対に、田舎の暮らしは、みんな仲が良くて、毎日、イベントや隣近所の方が集まって、楽しくワイワイがやがやと暮らしているイメージでしょうか?
田舎で生まれ、死ぬまでずーっと同じ場所で一生を過ごしたという人は別として、都会でも田舎でも、人はみな孤独を感じて生きているのではないでしょうか?。
むしろ田舎の方が孤独を感じてしまうと、私自身は思っています。
私は、高校を卒業してから現在まで、数えたら約20回ほど引っ越しを繰り返していました
地方の中都市、世界一のビッグシティNYや東京にも住んでいました。
今現在は、田舎暮らし真っ最中。
今回は、色々な街に暮らした経験をもとに、なぜ田舎の方が孤独を感じるのか、その理由を3つご紹介いたします。
スポンサーリンク
1.都会には様々なコミュニティーがある
都会暮らしをしていた時に、一人で行動することに寂しさとか孤独を感じたことはありませんでした。
嫌いな友達と過ごすぐらいなら、一人で食事をしたり飲みに出かけたりすることが普通に出来ていました。
例えば、ふらっと入った立ち飲み屋さんでは、女性客一人の方も結構いて、自分が一人でいる事に何の違和感を感じることなくその場にいる事が出来たのです。
でも、田舎暮らしをしていて、一人で飲みに行くなんてあり得なくなりました。
周りにあるお店は、大体家族連れや若い人たちのグループでにぎわっていて、一人でいる事が寂しすぎるのです。
また、都会には様々な人が暮らしていて、アンテナを張っていれば、なんとなく気の合う人が出てくるのです。
こっちがだめなら、こっちみたいな感じです。
でも、田舎はみんなと同じようにしていなければ、変り者扱いで、なかなか気の合う友人を見つけるのは難しいと思います。
そして、田舎ではグループが既に出来上がっているので、そこに新しく入ることが一番難しいかもしれません。
2.静かな環境は、孤独感を際立たせる
最初に、田舎に住み始めた頃、鳥の鳴き声がやたらに耳障りでした。
聞いたこともない、獣の声がどこともなく聞こえたて来たりもします。
風の音や、カラスが家の屋根を歩く音に、誰かがいるのかとビクッとしたことも度々あります。
家の中にいると、聞きたくもないのに、静かすぎるため、近所のおばさん達の大きな笑い声が聞こえてきて、そこに属さない自分が一匹狼のように思えたりもします。
夜は、もっと静まり返って、電灯もなく月だけの光が妙に気味が悪いのです。
田舎にいると静かすぎて、孤独を通り過ぎて恐怖感を味わう事すらあるのです。
反対に、都会の暮らしは、いろんな音が聞こえてきて、一人じゃないと思える安心感があります。
NYに住んでいた頃、アパートの外で、人の声がしたり、救急車の音や車のクラクションが鳴り響いていたけれど、それがかえってNYって感じで、その空間にいる事を楽しんでいたような気がします。
全く音がないよりも、少々音があるほうが、人間って落ち着くのかもしれませんね。
3.親しい友人と段々と疎遠になってくる
田舎暮らしをしてから、一番寂しさや孤独感を感じるのは、なかなか友人たちに会えなくなることだと思います。
都会に住んでいた頃は、なんだかんだとしょっちゅう集まっていたけれど、田舎に引っ越してからは、だんだんと都会に出向くことが億劫になり、お誘いを断っていると、そのお誘いさえなくなってしまうのです。
最初は、なんにも感じなかったのだけれど、年月が経って、ふと“友達いないんじゃない?”って思ったとき、ちょっと孤独を感じてしまいました。
主人でもなく愛犬でもなく、友達付き合いも大事なのかなって思う、今日この頃です。
今年は、頑張って都会に出向き、友達に会いに行ってみたいと思っています。
まとめ
何十回も引越しをして、田舎や大都会にも住んだ結果、私的には、孤独感を感じるのは、田舎暮らしでした。
都会では、人に合わすことなく、ある程度自分のしたいことをしても、孤独感を味わう事はありません。
だって、いろいろな人が暮らしているのですから。
どこかに自分の居場所があるような気がします。
でも、田舎暮らしは、人に合わせ、グループに属する事をしなければ、孤独になりやすいと思います。
どちらかと言うと個人主義の私達夫婦は、どちらか一人になってしまうと、田舎暮らしは厳しいかもな…ってふと思ってしまいますね。
スポンサーリンク