「在宅ワーク」と言えば、何を思い浮かべますか?
一昔前だったら、いわゆる「内職」という呼び名で、自宅でコツコツ封筒の糊付けや造花を作っている手作業のイメージがあったかもしれません。
でも今や、ネットやSNSの普及にともなって在宅ワークの内容は激変し、そのフィールドは大きく広がっています。
副業可という企業も増えており、副業として在宅ワークに取り組む人も増えてますよね。
求人も多いし、ワイドショーでは在宅ワークでいかに効率よく稼ぐことが出来るかを検証するコーナーもありますよね。
情報としては身近になってきた在宅ワークですが、実際にやってみるとどうなのでしょうか?
私自身、結婚を機に退職し、専業主婦になってから在宅ワークを始めた一人ですが、始める前と後とでは在宅ワークに関するイメージは随分と変わりました。
在宅ワーカーである私が実際に感じたメリット・デメリット、そして自分の友人に話した時の感触をご紹介していきます!
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在宅ワークのメリット
「在宅ワーク」と調べると沢山の職種で求人が出てきますし、在宅ワーカーの数も右肩上がりです。
さて、そんな在宅ワークのメリットは何でしょうか?
・会社勤務時のような人間関係がない
・自分で仕事内容を選べる
・自分で時間をコントロールできる
・年齢制限が基本的にない
・特殊な技能(例えばプログラミングの技術に長けている、マイナーな外国語が堪能である、プロ並みのイラストが描けるなど)があれば、本業並に稼ぐことが出来る
等々
何と言っても空き時間を利用できるのが最大のメリットです。
子育てや介護、他にも何らかの理由で長く家をあけられない、外出できない、でも仕事がしたい!という時に在宅ワークと言う新しい社会とのつながりを持てることは、とてもいいことです。
自分で仕事内容を選べるので、得意分野で思う存分能力を発揮して稼ぐことができるのも、ストレスがたまりにくい理由ですよね。
コロナで外出したくない、外出したくてもできないという状況でも仕事ができて、収入も確保できる。
いいことづくめに思えます。
在宅ワークのデメリット
いいことづくめのように感じてしまう在宅ワークですが、デメリットは何でしょうか?
・データ入力など人気の仕事は競争率が高くなかなか仕事をもらえない
・秘密保持契約を交わすので、家族にも業務の内容を話すことはできない
・納期は厳守、そのための能力を維持することが大変
(例えば会社からの委託の場合、会社の信頼にもかかわるので必ず守る。)
・契約する時に、その会社が実在するのか必ず確認をする
・仕事に集中したい時に、子供などに邪魔されやすい
・仕事とプライベートの線引きが難しい
・一人作業で孤独になりやすい
等々
「在宅ワーク」といっても仕事ですので、クライアントとの最低限の人間関係は存在します。
お互いに顔を合わせることはなくとも、相手との信頼関係や約束事を守ることは普通の仕事となんら変わりはありません。
また、外に働きに出ていれば、人間関係で触発し合って仕事が頑張れたり、新しい気付きが成長につながることもあるでしょう。
しかし、在宅ワークは自宅で、基本的に個人で行うからこそ、モチベーションを維持し続けることの困難さがあるかもしれません。
在宅ワークをしていることを友人に話すか?
私は、周囲の人に在宅ワークをしていることを隠していません。
けれど、あえてこちらから話すことはしないようにしています。
その理由は2つです。
在宅ワークには守秘義務があるので、委託された業務内容をしゃべることはできません。
例えばライティングの仕事では、著作権はクライアントにあります。
会話の中でうっかり話してルール違反を犯してしまわない為にも、在宅ワークの内容を他者に話すことは避けるようにしています。
もう一つの理由は、在宅ワークをしていると言った時の相手の反応が微妙なことが多いことです。
ある友人に在宅ワークをしていることを話した時の事ですが、その友人の勤めている会社が在宅ワーカーに仕事を発注していました。
私の業務とは関係なかったのですが、相手には「在宅ワーク」の業務内容や単価の具体的なイメージがあるので、何となく気を遣う雰囲気になり、その先の会話が盛り上がることはありませんでした。
また、妊娠する前に短期で働いていた職場から子供の出産後に復帰のお誘いをいただいた時、在宅ワークをやっていると話すと、「それより働きに出る方がいいに決まっているでしょう」とあっさりとスルーされました。
会社時代の後輩や主婦仲間に言っても固まるか、時には鼻で笑われたこともあります。
もちろんこれらが一般的な反応だというわけはありませんが、やはり、在宅ワークはあくまで「空き時間」で「普通勤務ができない、時間に制約がある人」がやるものというイメージが強く、多くの人には馴染がないものなんだとつくづく思ったのです。
私自身は、新しい社会との関わり方としてとってもありがたいし、楽しくやっていたのです。
けれど一般的には身近ではなく、本業のように在宅ワークで生計を立てるのは難しいのも現実です。
事情があるのかな…などと変にイメージがついている場合もありますので、私はあえて自分からやっていることを言わなくてもいいのかな、と思っています。
まとめ
在宅ワークをやっていることを友人に話すかどうか、についてまとめると
1.在宅ワークの最大のメリットは時間や人間関係に縛られない事。自分の得意分野を活かして副業をすることができること。
2.在宅ワークの最大のデメリットは個人であるがゆえのモチベーションの持続、納期・仕事の質を厳守していくことの困難さ。
3.在宅ワークは隠すことではないが、あえて友人に話す必要はない。
時間に縛られることなく、好きな環境でできる在宅ワークは、主婦にとても人気があります。
自分にあっているかどうかを慎重に見極めて、楽しく、無理なくできそうならばぜひトライしてみるといいのではないでしょうか?
その上で、在宅ワークは守秘義務があり、プライベートな事情も関わってくることなので、あえて他人に言うことはあまりおススメしない、というのがわたしの実感です。
相手に伝える時には、ちょっと慎重に、気を付けながら話すといいのかもしれませんね。
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