旦那の実家に帰省する妻の本音と知っておくと役立つ準備&対策!

年末年始やお盆は帰省のシーズン。
でも、自分の実家に帰るのは良くても、旦那の実家に帰るのは気が乗らない…という奥様も多いのではないでしょうか?

たとえどんなに義両親がいい人でも、やっぱり他人です。
結婚を機にいきなり家族として一緒に過ごそうというのですから、嫁の立場としては、帰省するたびに、大なり小なり心にダメージを負ってしまうものですよね。
そんな、旦那の実家に帰省する時の妻の本音と、知っておくと良い事前準備やマナーをご紹介します!

旦那の実家はなぜ気を使うのか

旦那の義実家へ行くのに気を遣う理由、その多くは嫁姑問題です。

私の体験談ですが、結婚が決まるとすぐに義母から直接「2人でお茶しましょう」とのお誘いがありました。
家の方針を女同士で説明しておきたいとのことでしたが、私はその瞬間「行きたくない」と思ってしまいました。

というのも、義母は初対面の私の母に向かって「あなたの娘さんが息子の転勤先について行って面倒を見てくれるから助かるわ」と言うほど表現が正直すぎるところがあり、 娘を“息子の世話をする嫁”と見ているのかと私の両親は憤慨していたのです。

義母は決して悪い人でもなく意地悪でもありませんが、私は気が重くなってしまいました。
旦那に正直に話すと理解して義母にうまく伝えてくれたようで、今に至るまでよい関係でお付き合いさせていただいています。
極論かもしれませんが、妻の両親にとって婿は「娘を大切にして欲しい存在」でありお客様ですが、旦那の両親にとっての妻は「わが一族の一員となった嫁」であり目下の存在なんです。

家庭はまだまだ、女の領域です。
義母が仕切る領域に嫁の立場で入るときに、どうしても色々と気を遣ってしまうんです。
「お料理を手伝った方がいいと思うけれど、やり方がわからない」
「お風呂に入る順番は?」
「何時位に起きたらいいの?」
「義両親の話を聞き続けなければならない…」

などなど。
ご家庭によるものだとは思いますが、こういうことをしなければならない、と細かく考えただけで嫁の立場としては気が重くなってしまうのです。

旦那の実家に帰る理由

とはいえ、旦那の実家に全く帰らないという決断をするにも勇気がいりますよね。

旦那の実家に帰る理由としては
・子どもの成長報告、子どもの顔を見せるため
・習慣だから
・旦那さんが帰りたがるから
・法事などの行事があるから
・義両親が会いたがるから
などが上位に来るようです。

色々な理由があって、年に1回もしくは数回、義実家に顔を出すことになる場合が多いですよね。
そして滞在期間は日帰りから1週間ほどまで、義実家との距離や親戚関係によっても幅があります。

2日もいればすぐに限界が来てしまいそうですが、それでもその間、少しは気楽に過ごすためにはどうしたらいいでしょうか?
次に、義実家に行く前にいろいろ準備をしておくと良いことをご紹介します。

おススメの事前準備

せっかく行くのならやっぱりうまくやりたいですよね!
行ってからオロオロしないように、また、義実家で少しでも会話がスムーズにいくために事前準備は欠かせません。

まずは、帰省をするべきかどうかの連絡を、「早め」に入れましょう。
親族の行事などもあるでしょうし、義両親の意向を聞いておくのです。
義実家の都合に極力合わせていくことで、相手の不満や手間を減らすことができます。

また、子どもがいる場合には、普段から折々に写真や動画を送っておくのもいいですよ。
事前に送っておくと、実際に孫に会うまでの間楽しんで期待してくれるので、その分会話の量も内容も増えて盛り上がるのでおススメです。

私はさらに、帰省の当日にはそれらも含めた「ミニアルバム」を写真屋さんなどで作成して持参します。
1年間の成長がまとめてわかるように、年に1冊ずつ作っています。
自分たちとは違う目線で孫の成長を見て貰えるので、思わぬところを褒めてもらえて嬉しくなることもありましたよ。

手土産については、喜ばれるパターンは消え物が多いでしょう。
選ぶポイントは
・義両親の好物
・居住地の特産品
・法要の時にはお仏前
・年齢の低い親戚へのお土産
などで、あまり自分たちの好みを前面に押し出すのは控えるのがポイントです。

気を付けたいマナー

義実家でどう振る舞ってよいのか迷ってしまう瞬間もあります。

まずは、家事をどこまでお手伝いすべきかですが、姑のお手伝いに徹するか、全部を丸投げされるか、もしくは何もしないかは、全て「姑の考え方次第」です。
なので、姑の方針に従う事が第一です。
初めは迷うと思いますので、旦那に事前に聞いておいてもらえるといいですね。

お風呂に入る順番もしかりで、基本的には義実家のルールに合わせていくことです。
だけど、お風呂となると気になることも多いですよね…。
時にはシャワーだけで済ませたり、毎回温泉に行くなどしてこの問題をクリアしている人もいるようです。
一緒に過ごすことはできても、同じお風呂に入るのにはなかなか時間のかかるもの。
失礼にならないように、でも自分の希望は旦那を通してきちんと伝えられるようにしておきましょうね。

寝起きの時間帯については、義両親より起きるのが早すぎると気を遣わせますし、寝るのが遅いと「いつまで起きているのだ」と思われてしまします。
「少し早く起きて」「少し遅く寝る」のがおおむね好感をもたれるようです。

最後に忘れがちなマナーですが、義両親は、やはり自分の息子が一番大事です。
なので、「旦那」にどう接しているかで「嫁」の個性を判断しているところがあります。

普段はフランクな会話をしていても、義両親の前でも「ねぇねぇ~」「あのさぁ」といった話し方などは控えた方がいいと思います。
ましてや「あれ取って」など指図したりしていると、やはり印象は悪くなります!
だますと言うわけではありませんが、義両親の気持ちを考えると、その時だけでも旦那に対しては、丁寧に接するように心がけると良いと思いますよ。

まとめ

色々書いてきましたが、まとめると…
1.旦那の実家に気を使う理由
2.それでも帰らなければならない理由
3.しっかり事前準備をして、会話の潤滑油を作ろう
4.義実家でのマナーを守って振る舞おう

何をするにしても、基本は旦那とよく相談して協力してもらうことに尽きます。

帰るタイミングを切りだしたり、会話のフォローをしてもらったり…自分からは言い出しづらいことは旦那に助けてもらえるように伝えておいて、力を合わせて義実家の苦手を乗り越えていきましょう!