田舎に暮らす都会出身の私が実践した、引きこもらず楽しく過ごせる簡単なコツ!

最近は「田舎に暮らす」ことの魅力を伝える情報を結構見かけるようになりましたよね。
それは今、都会にはない大自然・気候に合わせた生活リズム・人づきあいなどが見直されているからかもしれません。

けれど自分で望んだ人もいれば、私のように、夫の仕事の事情などでやむなく生まれ育った土地を離れる人もいます。

電車の音も聞こえない、夜道を照らす街灯もない。
知り合いすらいない地方都市での生活は慣れないことばかりで、私は、初めは自信を無くし、悶々とする毎日でした。
だんだん外出するのもおっくうになり、引きこもりがちに。

このままではいけない!でも、頑張りすぎるともっとしんどくなりそう…。

そこで私は、自分が無理なく外出できる方法を考え、実践しました!
私が取り組んだ初めての田舎暮らし、都会出身者でも引きこもらず楽しく過ごせる簡単なコツを紹介します!

「いつでも行ける」場所をつくる

行くところがないから、結局家で一日過ごす…。
そんな日が続くと時間を持て余してしまいますよね。

田舎での移動のメインはやっぱり車なので、車があればそれを使うのが一番です。
でも、免許を持っていなかった私は、何をするにも移動にかなり苦労しました。

まずは無理なく徒歩・自転車で行ける近くの図書館や市民センターを見つけることから始めましょう。

ちなみにカフェなんてありませんので、お茶をしたいときには大型スーパーへ行くしかありません…。
行く当てもなくぶらぶらするよりは、どこかに行ける場所があるとそれだけで気持ちにメリハリがつきますよね。

またいつでも…とは少し違いますが、意外と大事なのが役所へのルートです。

引っ越した先では、転入届け・マイナンバー・印鑑登録・児童手当等々…。
役所に行くことが沢山あるので、何度も足を運ばなくていいように書類の準備を万端にしたうえで、確実に行けるようにバスの時間なども調べておきましょう。
数分おきにバスが来ることが当たり前だと思っていたら1時間以上待つことになる場合があるのでご注意を!

また、やっとの思いでたどりついたのに、受け付けてもらえなかった…なんてことが無いようにしましょう!

都会の常識で考えると失敗したり、同じ様なスピード感で何でもできるわけではありません。

今日やるべき事ができればそれで上出来!できたら自分を褒めてあげたい!!くらいの大らかな気持ちでいることがストレスをためないコツだと思います。

好きな時間の過ごし方を見つける

田舎は正直暇…と思うこともあります。
その時間を今まで知らなかったことを見つけるチャンスにしちゃうのもテです!

新しい趣味を見つけてもいいですよね。
写真や絵なら都会とはちがった被写体が周りに溢れています。
海や川が近ければ釣りもぐっと身近な趣味になります。

また、車の運転を始めると都会での生活よりも歩かなくなるので、運動不足の解消をかねてヨガやジムに通うのもいいかもしれません(教室があれば…汗)
運動は最強のストレス発散法でもあります。
ストレッチを10分しただけでも、ストレス物質が減るんですよ。

でも、やはりぜひお勧めしたいのが田舎ならではの体験を楽しむことです。
私の住んだ地域では、冬にはロシアから海を渡って白鳥が飛んできます。
大空を白鳥の群れが飛んでいる様子はなかなか圧巻です。
都会ではありえない体験ができるのが田舎の良さだろうな…と思います。

四季の移ろいを新芽の息吹で、田んぼに吹く風で、肌で感じることができます。
夜になれば見たことのない星空が天空に広がります。
そんな大自然を満喫できるのは住んでいる者の特権ではないでしょうか?

共感できる場所をさがす

やはり自分の不安や戸惑いを共感してもらう場所は欲しい!ですよね。
同じ立場の人と話すだけで、心が軽くなることもありますよ。

そんな時は、自分にあてはまるテーマで自治体が企画しているちょっとした会に参加してみてはいかかでしょうか!
「転勤族の奥さんのあつまり」「同じ年代の子育てママのお話会」などなど。
自治体企画の良いところは、費用が全くかからないか、かかっても少額なことが多いです。
1回きりのものも多いので、時間さえ合えば気楽に参加することができますし、狭い地域のことですから、何度か行っていると同じ方に再会して顔見知りができることもありますよ。

また、アパート暮らしなら同じ転勤族の人が住んでいる確率も高いので、そこで知り合う人とはその土地について思うことを共感できるかもしれませんね。

田舎の人間関係に飛び込んでみる

東京のドライな付き合いとは違い、田舎ではご近所とのかかわりが濃厚です。

初めはそっけなくされることも多いので、方言もわからない土地で寂しさを感じることもあるかも…。

でも田舎では、「他人に興味をもたずに自分のためだけに生きていく」ことができないように思います。
暮らしてみて初めてわかるのですが、お互いにかかわり合うことが考え方のベースにあるんですよね。

いったん仲良くなると、とてもあたたかいのも田舎ならではの人間関係です。
ちょっと勇気がいりますが、できる範囲でいいので地元の人間関係にとびこんでみましょう!

面倒に感じるかもしれませんが、コミュニケーションを取る中で得るものは大きいです。

例えば具合が悪くなったときに腕のいいお医者さんの情報を地元の人に聞けると助かりますよね。

逆に、都会育ちの情報を求められることもあります。

田舎では電車に乗ることがほとんどないので、「東京駅には怖くて一人では行けない」という声を結構聞いたんです。
自分では当たり前の事を教えて、とても感謝された事もありました。

では、まず何をするのか。
それは簡単なことで、日々のさりげない交流です。

会った時にはあいさつをする。
お野菜を貰ったりしたら、帰省した際にお土産を買って帰ったり、自分のできることで多少のお返しをする。

そんな些細なことでいいんです。
ずーっとその土地に住んでいる人はディープな関係が出来上がっているので、あまり踏み込むことはしなくてもいいと思います。

また、思い切って住んでいる地域での活動に参加してみるというのもおすすめです。

私は家に町内会の秋祭りのチラシが入っていたので、参加してみました。

田舎は年配者のイメージが強いですが、行ってみたら意外と明るく、楽しい場合も。
自分に合いそうだったらちょっと覗いてみるのもいいかもしれません。

まとめ

難しいことばかりのようですが、まとめると

1.気軽に行ける場所をつくる
2.興味のあることで、好きな時間の過ごしかたを見つける
3.都会出身ゆえの悩みを共感してもらえる場所をさがす
4.ちょっと勇気がいるけれど、少しずつご近所付き合いをしてみる

これが、田舎暮らしを始めた都会出身の私が引きこもりにならないために実践したことです。
コツは、無理をせずマイペースに続けることです。

最初は慣れなくても、時には失敗しても、色々と試しているうちにいつかその土地の良さも感じられるようになると思いますよ!