子どもがペットの世話をしない時の3つの禁忌と魔法の言葉

子どもが大きくなってくると「ペットが飼いたい!」とせがまれた経験のあるママさんパパさんは多いんじゃないでしょうか。
子どもはペットの可愛さを見て「欲しい!」と言いますが、世話をどこまでやってくれるか、途中で飽きちゃうんじゃないかなど親としてはなかなか一歩踏み出しにくいですよね。

また、いざペットを飼い始めたら初めは世話をしていたけど、だんだん遊びやゲームに夢中になり世話をしなくなったという方も居るんじゃないかと思います。
うちもそうでした。

私の家にはまだ1歳にならない犬と小4、年中の子どもが居ますが、世話をしたのは初めの3か月程度。
それ以降は全く世話をしないどころか、自分が遊ぶために犬をサークルに入れっぱなしとなりました。

これではいけないと思い色々調べ、魔法の言葉を見つけたところ、少しずつ犬のことも考え再度世話をするようになってきたので紹介したいと思います。

ペットのお世話について子どもの関わり方

ペットを飼い始めても世話をせず可愛がりたい時だけ構って、それ以外はただの同居人となってしまっては教育にもよくなさそうですよね。
しかし子どもですから、お世話を面倒に思うこともあると思います。

遊びたい!ゲームしたい!とペットそっちのけにしてやりたいこともあると思います。

うちの子ども達はそうでした…(汗)。

初めは散歩の時はリードの取り合いだったのに散歩についてくることもなくなり、犬がボール遊びしたくてボールを持ってきてもゲームに夢中で気づかず、トイレでおしっこやウンチをしてもそのまま…。

このままでは子ども達がペットへ愛情を持てなくなるだけじゃなく、ペットに対して自分勝手に接して良いと思ってしまうんじゃないか。

そしてゆくゆくは「可愛くてペットを飼ってみたけど飽きたら捨てる」なんて身勝手な大人になるんじゃないかと心配になりました。

子どもにペットの世話をさせるための3つの禁忌

どうしたら子ども達がペットの世話をしてくれるのか…
初めは「ゲームばかりで全然世話してないじゃん!トイレくらい替えられるでしょ!」と半ば強制的にやらせていました。

子ども達は面倒くさそうにトイレだけを替えるようになりましたが、それ以上のお世話をやろうとは全くしません。
それどころか「またウンチしたの?!」と文句まで…。
この様子を見ていると、世話はしても愛情があるとは思えませんでした。

やはりペットを飼っている以上は同じ家族として愛情をもって接して欲しいと思い、いろいろ調べてみました。
そこで見つけたのが「子どもにペットの世話をさせるための3つの禁忌」でした。

一つ目は「子どもにペットの世話を強制させない事」でした。
そこには「ペットの世話を強制させることで、やらなくてはいけない=仕事となってしまうため、やる気が低下しペットに対する愛情が持てなくなる」とありました。
まさにうちの子ども達の状態です…。
やはり強制させることは何事も良い結果とはならないんだと反省しました。

二つ目は「親が黙って全ての世話をする事」です。
ペットは世話をする人に懐くので、親が全て世話をしていると子どもに懐かないそうです。
確かに自分に懐かないペットは可愛いと思っても、愛情は薄くなりそうですね。

三つ目は「子どもが世話をするまでペットの世話をしない」というものです。
自分が世話をしないせいでペットが死んでしまう…ということはとてもショッキングな事だと思います。
そこから学ぶこともあるかもしれませんが、世話をせず命が亡くなることがわかっていても放置するというのは動物への虐待です。

子どもから見て親が命を粗末にしたといった結果に見えたり、子どもがペットの命を軽く考えるようになってしまったりするかもしれません。
ペットを迎えた以上は子どもに責任を持たせるだけじゃなく、最終責任は親にあることを自覚していかなきゃいけないんだと、改めて感じました。

ペットの世話に参加させる3つの言葉

では愛情を持って自発的にペットの世話をさせるなんて神業あるのか?!
なんて思いましたが…あったんです!

今では全ての世話をしてくれるわけではありませんが、「散歩行ってきたよ」「ウンチ片付けておいたよ」「今日のご飯はオレがあげていい?」とだいぶ積極的に関わるようになりました。

まず私が行った一つ目は「世話をする前に必ず子ども達に声をかける」とこです。

世話の強制は逆効果、黙って親が世話をするのもよくない…となると、声をかけることしか出来ないなぁと思いました。
「散歩に行ってくるね」「いいウンチが出てるね」「これが終わったらご飯をあげるよ」など、必ず行動を起こす前に声をかけるようにしました。

そうすると初めは「そうなんだ」といった反応だったけど、徐々に「いいウンチってどんなの?」「ごはん食べるの早いね!」など一時興味が離れていたけど、再度気にするようになっていきました。

そこで二つ目に行ったことが「一緒にやってみる?」と誘うことです。

興味の無い時に強制されるから嫌になってしまうと思うけど、興味が出てきて自分の選択で選べるようになれば嫌になることはないんじゃないかと思いました。
実際に誘ってみると「今日は一緒に散歩に行ってみようかな」「ごはんあげたい」「お座りとか指示出したいからおやつ頂戴」と少しずつ世話に参加してくれるようになりました。

更にステップアップを!と三つ目に行ったことは「ペットの様子を共有すること」です。

「今日は散歩で同じ犬種の子に会ったよ」「伏せが出来るようになったよ」「今日膝に載ってきたよ」などペットの可愛いところや笑えることなどを自分が見つけて子ども達に教えてあげるようにしました。
そうすると子ども達は自分もかわいい姿を見ようとペットと一緒に遊んだり、トイレも積極的に替えたりするようになったんです。

また「ごはんの器が汚れてる!何で洗ったらいい?」「オレの所にばっかりボール持ってくるよ♪遊んで欲しいんだね」と自分から色々気づけるようにまでなりました。
こうなると犬も子ども達にも懐いて遊び相手にしたり、膝の上で寝たりと甘えだし、より子ども達も犬へ愛情を持つことが出来ました。

まとめ

初めは子ども達も世話を面倒に思っていたけど、再び犬のお世話をし始めたことについてまとめます。

  1. 子どもがペットの世話を面倒に思うのはしかたのないこと。
  2. 世話を強要しない。
  3. 親が何も言わずに全ての世話をしない。
  4. 子どもがペットの世話をしなくても親まで放置しない。
  5. 子どもに声をかけてからペットの世話をする。
  6. ペットの世話を一緒にやろうと誘う。
  7. ペットの可愛いところなどを子どもと共有する。

今回犬を迎えたことで、親が犬のお世話をしっかりやっていれば、子ども達はちゃんとお世話している姿を見ていることに気が付きました。
またお世話をしていると懐いてくるペットは本当に可愛いのもです。

皆様も家族で楽しいペットライフが迎えられるよう、この記事が少しでもお役に立てばと思います。