「主婦休みの日」という日があること、知っている人はいらっしゃいますか?
ちなみに、私はつい最近まで知りませんでした。
この「主婦休みの日」ですが、2009年4月にサンケイリビング新聞社が申請し、日本記念日協会に認定されたもので、1月25日、5月25日、9月25日の年3回あるんだそう。
現在、認知拡大に向け紙面やwebなど多角的に展開されてきてはいるものの、まだまだ認知度の低い記念日です。
今回はそんな「主婦休みの日」について書いていきたいと思います!
スポンサーリンク
主婦業ってそんなに大変なの?
「主婦業って言ったって、会社で働くより楽でしょ?」
「専業主婦なんて3食昼寝付きでいいよね。勝ち組じゃん!」
そんな風に思った男性、結構いらっしゃるんじゃないですか?
主婦業をそんな風に思っている男性方に声を大にして言いたい。
「主婦業って、世間や男性方が思っている以上に大変ですよ!!」と。
お子さんがいなくて、夫婦だけの専業主婦であれば話は別かもしれませんが、特に小さなお子さんがいる主婦はめちゃくちゃ大変なんです。
ざっと1日のタイムスケジュールを見ていきましょう。
朝6時前。家族が起きてくる前に起きて、洗濯物をまとめて洗濯機のスイッチを入れる。
洗面台がなぜか毎日びしょびしょになっているので、軽く掃除をしつつ自分の身支度。
朝ごはんとお弁当の準備をし、家族を起こす。
小さなお子さんがいたら、着替えや洗顔をさせてやって朝ごはんを食べさせて…。
そうこうしているうちに、「あ、今日はごみの日だった。」と思い出す。
各部屋のごみをひとまとめにして旦那にごみ捨てをお願いし、会社に行くのをお見送り。
なかなか朝ごはんを食べない子どもに業を煮やしながら、自分はちゃっちゃと朝ごはんを食べ、洗濯物を干す。
その勢いで掃除も終わらせ、やっと一息!と思ったのもつかの間。
子どもがグズリ出し、朝のお散歩へ。
お昼前にすでにくたくたになりながら帰宅。
一息つく間もなくお昼ご飯の準備。
子どもの補助をしつつ、自分は残り物をテキトーにつまむ。
お昼の片づけを済ませ、やっと子どもがお昼寝。
やっと自由時間!と油断はできません。
ここで子どもと一緒にお昼寝して、体力を蓄えておく必要が!
しかも、ほんのちょっと横になるぐらい。(寝すぎると夜の睡眠の質に影響するって言いますしね)
お昼寝が終わったら、次は夕食の支度と洗濯物を取り込んで…。
その間、子どもがグズッたりし、家事が幾度となく中断される。
場合によっては外に連れ出すことも。
夕食前に子どもをお風呂に入れ、夕食を食べさせて。
パパの帰りが早ければ家族みんなで食卓を囲めるけれど、遅い日はパパのご飯をラップに包んで冷蔵庫に。
その後、子どもを寝かしつける。
とはいえ、すぐには寝付いてくれず、添い寝。
自分のほうが眠くて寝そう。(ってか、寝ちゃうこと多し)
やっと子どもが寝付いたと思ったら、パパ帰宅。
パパのご飯を温め直して、食べてるのを横目に見ながら、食事の後片付け。
お風呂掃除をやって・・・
時計を見たらもう22時!!早く寝なきゃ明日も6時前に起きなきゃ!!!
ざっと書き出しましたが、主婦の1日、大体こんな感じかなと思います。
乳児のお子さんだったら、3時間おきの授乳・離乳食があったりするので、さらにてんやわんやです。
自分のペースで家事が進まないですよね。
そして共働き家庭だったら、朝夕はさらにタイトなタイムスケジュールになることと思います。
1日の流れを書いてみて思いましたけど、ここには書ききれないほど細かい仕事が結構あります。
シャンプーの補充とか、ごみ箱にごみ袋をセットするとか。
幼稚園や保育園に預けている場合は、汚れ物を出して、次の日持っていくものを用意したり…。
主婦業って細かいし、キリがないんです。
これを読んだ旦那様方、これでも主婦業って楽って言えますか?
そしてこの大変さは365日、毎日繰り返されますからね。
確かに、旦那様方が家族を養うために外で頑張って働いてきてくれて、稼いできてくれることって、とっても大変なことでストレスがかかることだって思います。
感謝も尊敬もしています。
けれど、家の中で旦那様が外で思いっきり働いてもらえるように内助の功で支えている奥様も、同じように大変なんです。
大変さの種類が違うだけであって、主婦業もれっきとした仕事なんですよね。
仕事で成果を上げれば評価してもらえるし、昇給や昇格だってあるのに、主婦は誰からも認めてもらえません。
孤独になりがちだし、時々空しくなることだってあります。
奥様がやってくれていることは決して当たり前のことなんかじゃないって、お分かりいただけたらいいな、と思います。
記念日じゃないと主婦は休めないの?
いかに主婦業は大変な仕事かということをお分かりいただけたと思います。
しかし、大変な主婦業ですが、「主婦休みの日」として制定されたのはたったの年3日だけなんです。
会社員は、週休2日のことが多いと思いますが、主婦の休みはたった年3日!?と思ったのが、私の率直な意見です。
しかも、「主婦休みの日」が制定されなければ、主婦の休みは0だったわけです。
いかに世の主婦たちが休めていないかが分かります。
しかも、「主婦休みの日」が年3日制定されたからと言って、主婦業はなかなか休めていないのが実情なんじゃないかな、と思います。
この「主婦休みの日」の認知度自体が低いというのもありますけど、「主婦は年中無休」という風潮が世の中にはあるんじゃないかなという気がしています。
「主婦休みの日」を設けることに何となく違和感を感じます。
逆に、そんな日を制定しないといけないほど、主婦は休めないのかと思ってしまいました。
「主婦だって休んだらいい」という風潮が世の中に浸透してくれる方が私はよっぽど嬉しいです。
旦那様方!奥さんを休ませてあげてください!
主婦業は365日、同じことの繰り返しです。そして、小さなお子さんがいれば、24時間休まる時がありません。
丸一日とは言いません。(本当は言いたいところですが)
1、2時間でも良いので、家のことから離れて、自分ひとりの時間が欲しい時があります。
なので、「少し一人で出かけてきたら。子どもは見てるから。」という一言がとっても嬉しいです。
あとは例えば、最後にお風呂に入った後に、「ついでにお風呂掃除をしておいたよ。」というさりげない優しさがとても嬉しいです。
些細なことかもしれませんが、労ってもらえることが、主婦業の苦労を分かってもらえるようで一番嬉しいです。
まとめ
「主婦休みの日」について何が言いたかったというと、簡単に…
1.主婦業は、男性が思っているほど楽ではありません。しんどさの質は違えど、外で仕事をするのと同じくらい大変なんです。
2.「主婦休みの日」を制定されなければならないほど、主婦は休めないの?「主婦休みの日」に違和感を感じます。
3.些細なことでいいんです。労ってもらえる、それだけで主婦の苦労は救われます!!
主婦業は、お給料が発生することもなく、やって当たり前と思われがちです。
けれど家族、特に旦那様から労ってもらえれば、「また頑張ろう!」と思えるものです。
残念ながら、今の世の中、まだまだそこまで主婦業の苦労を認めてもらえていない気がします。
この「主婦休みの日」が、主婦業の大変さを理解してもらえるきっかけになれば嬉しいなと思います!
スポンサーリンク