ラノベと小説の違いとは?

ラノベ(ライトノベル)と小説の違いや区切りってなんでしょう?
私はどちらも読むのですが、たまにわからなくなります。
なので、ラノベと小説の違いについて紹介したいと思います。

読者の年齢層は?

まず、年齢層にあると思います。
10代~20代がターゲットになっているのがライトノベル。
全年齢向け(児童書もありますが)は小説という区別の仕方があります。

ただ、中には「これほんとにラノベ?構成とかすっごい細かいし面白いんだけど!」というのもあります。
また、私は重い小説ばかり読んでいると、たまにライトな軽い小説を読みたくなります。
そうなると登場するのがライトノベル。
私は今、30代ですが高校生活が真っ黒だったので学園生活を客観的にみている感じでよんでいます。

どこの出版社か?

ライトトベルだと「角川スニーカー文庫」「MF文庫」など、いろいろあります。
アニメイト(ラノベやアニメのグッズが売っているところ)にいくともっと出版社はありますが、今手元にあるのは「角川スニーカー文庫」と「MJ文庫」でした。
小説だと新潮文庫、角川文庫などいろいろあります。
これも手元にこれしかなかっただけですがいろいろあります。
ライトノベルレーベルから出ればそれはライトノベル、そのほかから出れば一般小説、というくくりもできます。

続き物にライトノベルは多い

たしかに東野圭吾さんのマスカレードシリーズなど確かに続き物もありますが1巻とは言いませんよね。
ラノベは1巻、2巻と数えていきます。
ちょっと難しいのが西尾維新さんという(私はラノベ作家だと思っているのでここではラノベ作家とします)方がいます。
この方は20歳でデビューし、今年で15年活動している方なのですが「戯言シリーズ」「忘却探偵シリーズ」、一番有名で劇場版にもなり、アニメ化もした「物語シリーズ」の作者です。

この方の特徴は東野圭吾さんと同じで「シリーズ」でだしていること。
でも読んでみると、10~20代を対象にした(物語シリーズは難しいですが)物語です。
30代以上の方からの支持も多く、ライトノベル作家にしておくにはもったいないくらいの逸材です。

小説を読まない人はラノベを読む傾向がある

ラノベは10年以上前から一般的に使われるようになったと思います。
最近では「あくまでもラノベ読者(もしくはほとんど小説を読まない人)が用いる言葉」という定義もできます。

私も最初は本は読まずにゲームばかりしていたのでラノベには最初興味はありませんでした。
でも、どこかで「涼宮ハルヒの憂鬱」というラノベが面白いという噂を聞き、とりあえずアニメを見てから決めようと思いネットで見た記憶があります。
たぶんこのラノベが「ライトノベル」という言葉を世に響かせた1冊だと思います。

結局、面白すぎて、そのあとに出た「涼宮ハルヒの溜息」「涼宮ハルヒの消失」など全編買っていました。
面白かったのですが「涼宮ハルヒの溜息」で中途半端でおわっているのでぜひ書いてほしいラノベのひとつでもあります。
そして今から3年くらい前に猫を題材にした小説を買って以来、一般小説とラノベの両方を読んでいます。

親近感が得やすい

正直、一般小説はハードル高いですよね。
上・中・下があったり、古典と言われる教科書に出てくるような一般小説は難しいし、眠くなる、という方は多いと思います。
母が読書家なので本はたくさんあるので、古典はそろっているのですがいままで読んだ中で面白いと思ったのは夏目漱石の「こころ」と三島由紀夫の「金閣寺」くらいでした。
母に言わせると「あんた変わっている」といわれます。

面白かったけど読むのには時間がかかるし、わからなかったら何度も読み直さなければならないし、正直面倒です。
その点、ラノベは「うんあるある」という共感をうけやすいです。
特に日常・学園物は共感を得やすいです。

ファンタジーは(よんだことはないですが)ハリーポッターより身近な感じで親近感が得やすいと思います。
これも「うん、あるある」と思うことが多いです。
また、想像力を掻き立てられやすい(同年代くらいだから)のがラノベだと思います。

まとめ

西尾維新の作品はラノベチックですが見方を変えれば「小説」といってもいいでしょう。
ほかにもページ数などでの区分けもできそうですが、それだと短編がいくつか集まっている本までラノベになってしまいます。
それは、ちょっと困るので今回は省きました。

ほかにも定義があるかもしれませんが、今回はこのような感じになりました。